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シアタールーム 012 謎の円盤 UFO

はじめて放送されたときに、「謎の円盤UFO」というタイトルでした。まあ、UFOという言葉に、未確認という語が含まれているわけで、それにご丁寧に「謎の」とつけた、有難いタイトルがついていた番組です。
この作品、1970年の作品です・・・舞台設定すら、1980年、当時の近未来が舞台です。しかし、今見ても変わらぬ新鮮さ・・・サンダーバードで有名なイギリスの21世紀プロの作品です。
私が初めて見たときは、本放送の時で、小学校でした。
登場する女性のコスチュームは、体の線を強調しいるし、びっくりしました。この作品のコスチューム・デザイナーは、当時インタビューに応えて「今はロングが流行ですが、未来において、私たちは体の線を強調するデザインに回帰するでしょう」と語っていました・・・うる覚えですけど・・・(^^;
時代を見据えていますね・・・
新しく発売されたDVDは、現代技術で音と映像がリフレッシュされてます。

 子供が見ちゃう番組だったのか・・・(^^?

■ オープニング

1970年に世界でほぼ同時に公開された、全24話(+2話が、1973年に公開)の、SFドラマです。
そのオープニングは、この通り・・・(日本オリジナルのオープニングにレーションですけど・・・絵は勝手に組み入れましたです・・・)

1980年、すでに人類は地球防衛組織Shado(シャドー)を結成していた。
Shadoの本部は、とあるイギリスの映画会社の地下深く秘密裏に作られ、沈着冷静なストレイカー最高司令官のもと、日夜、謎の円盤UFOに敢然と挑戦していた。
SID(シド)、コンピューター衛星。このSIDがUFO進入をキャッチすると、ただちにShadoの全ステーションに急報。
SKYDIVER(スカイダイバー)、それはShadoの海底部隊。世界で最も進んだ潜水艦である。
その前部には、Sky One(スカイワン)と呼ばれるジェット機が装備され、海上を超スピードで進み敵を撃破する。
人類の最高頭脳を結集したShadoのメカニック
Moon Base(ムーンベース)は、月面基地。
ここにはミサイル迎撃機、Interceptor(インターセプター)が非常事態に備えている。
UFO迎撃の準備は出来た!

余談ですが、このナレーションには間違いがあります。SIDがUFOの進入を通報するのは、Moon Baseに対してであり、全ステーションに対してではないです。
もちろん、全ステーションで聞いてはいますが、Moon Baseが、「全ステーションへ」として、UFOの到着予想時間などを通告します。

■ 太陽の王子ホルスの大冒険やウルトラセブンの2年後に、この作品が・・・(^^;

この作品は、アダルトなシーンもある番組でした。
右の写真は、第一話「IDENTIFIED 」の中で、Moon Baseでエリス中尉がUFO迎撃のタイミングまでちょっと時間があるので休憩するため(こうした発想は軍関係では当たり前なので、本当にアダルト)、着替えるシーンです。着替えると、超ミニ・・・かっこいいんです。うがった見方ではサービスショットですが、実は、このシリーズのコスチュームデザインは、ボディコンシャスなものが多いんですよね。しかも、全員ウィッグまでがコスチューム化されているので、もう時代の先を行き過ぎというものです。
このムーンベースでの女性のコスチュームは、コスモルックと呼ばれているものですが、紫色のウィッグもファッションの標準になっており、今の時代に私たちが当たり前に髪の毛の色をファッションの一部として理解しているのを、先取りしていますね。
当時少年雑誌に載っていた解説を覚えているのですが、コスチュームデザイン担当の女性デザイナーが「今はマキシ全盛ですが、将来に、もっとボディラインを大切にした時代になります・・・」と話していました。
私は、足首まであるスカートがはやっている時代だったので「そんなこと、あるのかなー」と思っていました・・・1980年にはそうなりませんでしたが、今は全くそうですね・・・(^^)
ウルトラセブンの地球防衛軍という全地球的組織でしたが、謎の円盤UFOのShadoは、人に知られず活動を続ける組織です。
付録のブックレットを読んでいたら、もともとはペンタゴンのような規模のものにしようと考えていたみたいですけど、コスト的に無理なので、映画会社の地下という設定にしたとの事・・・なるほどと思いました。

■ ちょっと不思議な設定だけど、アダルト

この番組を見ていたときから、不思議な設定だなーと思っていた点があります。たとえば、大気圏内で分解するUFOとか、なぜか攻撃を直接受けないコンピューター衛星のSIDOとか・・・でも、そうした不自然さよりも、お子様向け番組全盛の中で、アダルトなこの番組の設定・・・たいしたものでした。
また、Shadoのスタッフは、見た目はカッコイイのですが、プライベートはかなり悲惨な設定なんですね。ストレイカー司令官(CommAnder Straker)からして、奥さんには逃げられ、息子は殺されてしまいます。
余談ですが、このストーリーの設定では、500〜1000年進んでいる侵略者のUFOの目的は人体の採取で、自分たちに地球人の器官移植を行うのが目的でした。しかし、なんですね、今では遺伝子工学や関連科学の進歩のおかげで、器官を人工的に本人の細胞から培養して、移植に使える日が来るといわれています。つまり、番組の設定を、現代がもう超えているわけで、時代の進歩の速さを感じます。

■ 日本の作家にも、影響が強かったんですね・・・

日本版DVDセットのブックレットには、エヴァンゲリオンの庵野秀明監督と、サイレントメビウスの麻宮騎亜が、ファンの立場で登場しています。

庵野秀明監督は、「極端な話、[UFO]がなければ[エヴァ]は生まれなかったかもしれない」と、ざっくりと述べています。また、エヴァンゲリオンのネルフのモデルはShadoであったとか、ゲンドウの服装はストレイカーそのものと、率直に書いています。
なるほど、さもあらん・・・下の写真をご覧ください。なんだか、ヘアースタイルまで似ているみたいです。

エヴァンゲリオン
ゲンドウ
謎の円盤UFO
CommAnder Straker
サイレントメビウス
レビア・マーベリック

また、サイレント・メビウスのレビア・マーベリックの設定、彼女には自身専用のコンピューター衛星を持っています。
うーん、そんなに日本の作家に影響してしたんだ・・・。

余談ですけど

庵野秀明監督がブックレット中で、「第二次世界大戦で無差別な本土空襲を経験しているのはイギリスと日本くらいですから、侵略者は空から来るという恐怖が刷り込まれている」と述べています。なかなか慧眼ですが、無差別な本土空襲を徹底的に受けたのはイギリスよりドイツですね・・・量的に見ると・・・