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オーディオの遍歴
第19章 音楽の結界…新しいオーディオと音楽の姿
アーティストが技術を超えた時…

第18章
きっと、いつか、質の時代へ…
TO BE CONTINUE

2005/12/19
2006/03/28

01 衝撃の夜

その日、2005/03/26に体験したことは、理屈では予想はしていたのですが、まさかそうしたアルバムが作られる日がこんなに早くるとは想像していませんでした。

私は、新宿の印度屋で昼食を食べ、ヨドバシカメラ本店に、数日前に発売になった浜崎あゆみのMY STORY 5.1ch SACDを買いに行きました。

印度屋にて
お店の外観
チキンカレー、お替り・・・(^^)
撮影データ CONTAX i4R ISO50 2005/03/26撮影

このとき、信じられない話題が始まりました。
在庫が切れているというのです。
この時代、SACDやDVD-Audioというものは、まったく市場から認知されているものではなく、発売してからだいぶ経っても入手が困るなんてことはありません。そんなSACDなのに、売り切れだというのでした・・・。
もちろん、ちっとも売れないSACDですので、お店の注文量もわずかだったのでしょう・・・
で、この日は仕事も合間だったので、新宿のメガショップではなく、秋葉原に買いに行くことにしました。
私は、SACDを再生できるプレーヤーを持っていなかったので、ついでですから、秋葉原のオーディオショップであるサウンドクリエイトで聴かせてもらおうと思ったのでした。秋葉原でもかなり出ていたようで、石丸電気の1軒だけがこの在庫をもっていたのでした。

浜崎あゆみ
MY STORY 5.1ch SACD

そして、サウンドクリエイトで聴かせてもらって、驚いてしまいました。
この話題は、徒然酒2005/03/26として詳しく記録してますが、この驚いた話題のところを引用でご紹介いたします。


引用開始
やっと3軒目で手に入れました・・・私のシステムではSACDのトラック状況も見れないので、オーディオショップサウンドクリエイトに寄りました。

「今晩はー、SACD5.1ch、聴かせてくれる」
「はい・・・あ、今ですと、簡単なシステムしか無いんですけど・・・」
「ぜんぜんOKです・・・(^^)」

初めのシステムは、Linnでは比較的コストがお安い・・・と言いながら200万近いような気がします・・・(^^;・・・こんな構成です。

初めに聴いたシステム
Linn Unidisk SC
Linn Trikan
Linn 2250 PowerAmp
Linn Espek
Linn Classik Unit
Linn Sizmik10.25

セッティングもそのままで、さっと聴いてみました。
聴く限り、声は死んでしまっているし、音もちょっと変・・・しかし、360度全体から聴こえる音楽は、もの凄く魅力的でした。

「うーん、セッティング直していい」
「はい、どうぞ」

5.1chの再生の話題は、この本をご覧くださいませ

再生されていたその音の作り方に驚いてしまいました。浜崎あゆみの声は、最低でも前方3つのスピーカーから再生されていました。シーンによっては、全スピーカーから声が音が出ていました。これは、一般映画と全く異なります。一般映画では、音声はセンタースピーカーからのみ再生されていることが多く、モノラル音声のようなものであるからです。
この様な音の作り方であることは、明確に、セッティングがスタジオ標準であるITU 5.1chである必要を示しています。
率直なところ、映画での音はここまで厳格な設定が必要な場合は、あまりありません。だいたい、映画というものは、映画での音声効果が目的であり、多くの人たちが同時に楽しめるように音が作られています。しかも、音そのものはDolby DigitalやDTSのような不可逆圧縮音声・・・つまり、制作者の作った音は失われています。
その程度のものに過ぎないのが映画で求められる5.1chのこれまでの実態でした。
ところが、このアルバムは全チャンネルがSACDですので、データが失われない形式です・・・そのため、スピーカーの配置が極めて影響しやすいのでした。当然、お店ではDSP等必要な設定をしてくれていたわけですが、こうしたクリティカルなソースを前提としているわけでもありません。
私は、初めに席の位置をITU5.1chの標準的な位置に近づけました。それから、音の変化が大きいことを確認して、続いてセンタースピーカーの位置を合わせ直しました。

「わー、こりゃ凄い・・・このアルバム、なんなんだ・・・」
「本当ですね、あの、よかったら他のスタッフも来てもいいですか?、聴かせてやりたいんですけど」

はい、撮影します・・・(^^)
私のオーダーで機器を切り替え
みんなにも聴いてもらっています
このアルバム、恐るべし・・・
撮影データ OLYMPUS E-1 + ZUIKO Digital 14-54 F2.8-3.5
rawデータ撮影後OLYMPUS STUDIOでカメラ測定のホワイトバランスにて

引用終了


この日の再生では、アルバムの音の可能性を知っただけでしたが、凄まじい衝撃を受けてしまいました。
私がこの日に最後に話したのは、この言葉でした。

「こうしたアルバムが作れることは想像していたけど、本当に作るアーティストがこの世界にもういたなんて・・・それも、日本の、浜崎あゆみが・・・」

またか・・・という気持ちもありました。だって、CD-12のデジタル処理系の問題点を見つけた原因になったのも、浜崎あゆみのアルバムだったからです。

もっと詳しくは、音の実存を求めて ハイエンドオーディオメーカーを翻弄した浜崎あゆみの音楽をご覧ください
この時も、1年にも及ぶ製品メーカーを巻き込んだ展開となりました

私やお店の人たちは、オーディオを趣味としているので、かなり多くのアルバムを聴いています…そんに私たちの経験の中で、このアルバムが感じさせた音楽の感覚は、まったく新しいものであったのです。そして、このアルバムに比較しうる、このタイプの音楽表現をしているアルバムは、世界の中でも知らないものでした。
一言で説明すると、このアルバムは人を音楽の結界の中に取り込みます・・・
世界中が音楽となった世界で楽しむ、全く新しい音楽の形だったのです。

02 5.1chオーディオとは

ここで、5.1chオーディオのお話をちょっとする必要があると思います。
5.1chオーディオとは、5.1chの再生環境を前提としたオーディオのことで、映画のサウンドというわけではありません。映画のサウンドとは技術的な制約が、音の質にあります。5.1chオーディオとは、もっと広義で、DVDの映画のような非可逆圧縮によるなにかが失われた音声だけではなく、非圧縮や可逆圧縮の音も含む5.1chのサウンドを取り扱うオーディオのことです。もちろん、映画のサウンドも含まれますけど・・・詳しくは後述します・・・。
特徴はシステム構成とその音場の考え方にあります。通常のステレオ/2chオーディオが、前方に設置された対になるスピーカー配置で、前方に展開される音場が中心であることに対して、5.1chオーディオはITU 5.1chスピーカー配置を前提として、360度の音場を前提としています。
DVDの普及が、家庭にサラウンドシステムを普及させる原動力となりました。
なにしろ、DVDの標準の音声フォーマットは、Dolby Surround 5.1ch(ドルビー・サラウンド)です。
これは、家庭に対して、新しいハードウェアを買わせたいav機器業界と、映画業界の思惑の一致から行われた選択でした。でも、日本のように大型ディスプレイに対して要求が強ければ、合わせて、5.1chオーディオも導入してサラウンドをやりたいというのは、自然な発想です。
その結果、家庭に対してのサラウンド再生可能なオーディオ機器の普及は進みました。
ただ、これは映画のための普及であり、後手に回ったのは、オーディオ業界です。
オーディオ業界では、Dolby Surroundを音楽再生にはとても耐えられない品質であると判断していました。モバイルオーディオに使用するような、圧縮音源であったからです。それは、映像ソフト制作側にも同様な認識があり、音楽用DVDの多くは非圧縮PCM音源も収録して制作されています。
しかし、今後の音楽は、5.1chも音楽の収録方法として視野に入れるべきという議論が、2004年から盛り上がっていました。たとえば、2004/12/06に虎ノ門パストラルで行われた「音の日」の記念講演のひとつは、5.1chオーディオの話題でした。

音の日の記念行事
虎ノ門パストラル
会長の挨拶
お年寄りばっかり
撮影データ OLYMPUS E-1 + ZUIKO Digital 11-22mm F2.8-3.5
rawデータ撮影後OLYMPUS STUDIOで3000Kで現像

このような動きはありました。また、日本はこうした分野では、世界で最先端です…DVDは日本の主導で作られた規格ですし、それを実現するスタジオ設備も世界に提供しています。しかし、日本が先導的で、そうした分野を開拓しているのか・・・それは、違います。使いこなす人々がいて、はじめてその意義が生まれるからです。
新しい技術を使いこなすのは、日本の映画界や音楽界というよりも、ハリウッドと、世界の最先端を恐れないミュージシャンたちだったのでした。
だいたいに、オーディオ技術は拡販を求めて、新しい新機軸を求めたりします。
もとろん、質も伴いはするのですが、消えてしまった新技術、新企画なんていくらもあります。だれも使ってくれなければ、どんな技術も存在価値はありません。
でも、5.1chというシステム構成は、映画ソフトのおかげで、普及していきました・・・。
そこに後追いで5.1chオーディオのためのアルバムというアイデアが登場してきたのです。

03 混迷する最先端オーディオ技術

このような5.1chオーディオ実現への業界からの要請は、マーケティングの視点からのものでした。なにか、機器が売れる新機軸が必要であったからです。
別に、だれも、5.1chオーディオの可能性を知っているわけではありませんでした。
オーディオ業界というのは、ハードウェア先行主義で、ずいぶんとしようもないものを生み出し、ユーザーに迷惑をかけています。その昔には、アナログレコードの時代に4chオーディオとかを始めて、ポシャッたりしています。また、カセットが流行ったときには、音質が良いという触れ込みでバカでかいlカセットとかいうものを作ったり…。
このようにユーザーを巻き込む迷惑は、オーディオに限らず、ビデオでも同じです。遠い昔のVHSとベータマックスとか、レーザーディスク vs VHDとか、メーカーは先行者利益を狙って市場に製品を投入して、大いにユーザーを混乱させてくれました。全く迷惑です。今でも、ブルーレイ vs HD DVDというアホらしいことを続けています。
ただ、5.1chオーディオは、ちょっと背景が違います。だいたい、5.1chのアイデアの源流は、映画館でのDolby Surroundにあり、音楽再生のためのものではありません。そして、5.1chの環境が普及してから後追いとして5.1chオーディオの話題が出てきました。
オーディオの世界で、その研究がどれほど後追いであるかは、いろいろな所から見て取れます。
たとえば、NHK技術研究所で行われた高品位オーディオの研究は、舞台上に配置した複数のスピーカーと客席を囲んだ多くのスピーカーから、オーケストラとコンサートホールそのものを再現することで音を出すというものです。当然、技術的に見れば、5.1chなんかよりもずっと先を行くものです。
でも、この研究は現在のままでは、詰まるところ劇場型の音場再生に過ぎないもので、オーケストラとコンサートホールの代用品程度のものです。新しい音楽の形を実現するためのものではありません。つまり、音楽にとって、そんな技術はあってもなくても、音楽の進歩には関係ないのです。5.1chオーディオは、そうした既存の音響体験を超える可能性があるものなのですが、その事実を見逃しているとしか言えないといのが、私の感想です。
オーディオの研究としては、コンサートホールやライブハウスでの聴感の追求という範囲を超えておらず、そこに本質的な問題が存在しています。
音楽そのもののあり方に、深い意味と提案がないのであれば、そうした技術は音楽の発展には寄与できず、ただただ、音楽とオーディオの間には溝があるばかりです。
コンサートホールの再現とか、ライブの再現なんてことばかり追求するから、「音楽は生で聴いた方がいい」という話が出てくるのです。率直なところ、音楽を楽しむということを、実は深くは知らないのではないか…と感じさせる話題です。
オーディオに経験が長い人は、ライブでの音楽と、オーディオを通した音楽との違いを、経験的に理解しています。ただ、その理由を説明することに躊躇することがあります。だって、同じ曲、同じアーティストで、まったく異なる音楽になるのですから・・・録音する場にいたとしても、その場の音楽と録音された音楽は、全く違うものとして感じられるのです。
録音された音楽は、ミキシングされ記録された瞬間から、全く新しい音楽として、実在します。オーディオの技術は、PAや記録された音楽の再生のときに活躍し、そうした姿を変えた音楽に、新しい生命を吹き込みます。

NHK放送技術研究所にて 2005/07/04
撮影データ OLYMPUS E-1 + ZUIKO Digital 14-54mm F2.8-3.5
rawデータ撮影後OLYMPUS STUDIOでカメラ測定のホワイトバランスにて現像

このように、オーディオ技術は、音楽と切っても切れない関係にありますが、音楽がオーディオ技術に影響を与えたことはありませんでした。あくまで、音楽側からすると、存在する技術を利用するに過ぎないものでした。
でも、映画における5.1chの再生環境のあり方は、そうした過去のオーディオと音楽の関係とは、結果として、違ったのです・・・

04 映画からの要請が実現した5.1ch

オーディオの世界では、過去に4chというものを流行らそうとして、失敗したことがあります。
アナログレコードの時代で、部屋の四隅にスピーカーを配置するという方法で、360度の音場再生を実現するというもので、スピーカーはともかく、カートリッジやアンプは4ch対応製品にしたりする必要がありました。これにより、新次元の音楽体験が可能・・・という触れ込みでした…表向きは・・・でも、実際にはユーザーに新製品を提供することが本当の主眼でした。
簡単に言うと、こうすることで新製品需要を喚起しようとしたのです。

NeumAnn SX-74 Cutting Head

50KHzを取り扱えるsx74カッティングヘッドなど、画期的な技術が開発はされましたけど、結局は、レコードの供給もままならず、音もそれほど大したものではなかったので、廃れてしまいました。
オーディオ業界からすると、たくさんスピーカとかアンプが売れるマルチチャンネルは、夢のマーケットでした。
この夢のマーケット、つまりたくさんのアンプとスピーカーが必要な環境は、音楽とはかけ離れた世界、映画の世界から、新しい光が与えられました。
当初は、Laser Diskでマルチチャンネルオーディオを実現していましたが、もともとLeser Diskはそれほど普及しているものではありませんでした。
しかし、Dolby SurroundをDVDの標準エンコードとすることで、DVDはすべて5.1ch再生できるようになりました。映画の音声設計がサラウンドを前提としてきており、それを再生するし手段が、映画業界からDVDに求められた結果です。そして、DVDの技術を基本としてさらに記録可能にしたDVD-RやDVD-RAMの技術が完成し、時代的にその使命を終えようとしていたVCR(ビデオカセットレコーダー)と入れ替わり、本格的なDVDの時代が到来しました。
Dolby Surroundは、限られた音声帯域に6ch分の音声信号を不可逆圧縮して格納するものでした。不可逆圧縮とは、元の信号に戻すことができない方法でデータのサイズを小さくするということです。それまで開発されていたオーディオ機器の音質がたいした事無かったことや、2chステレオの機器がうまく利用されていないことが看過されていたため音質的に問題があり、利用者にはDVDとCDとの質の差がわかるほどの違いはありませんでした。いわゆる、「CD並みの音質」…になったのです。

iPod nAno 通常は圧縮オーディオであるAACで利用します

オーディオ業界では、DVDやiPod、MP3プレーヤーなどの宣伝で使われた「CD並みの音質」という言葉を使わないように各業界に要請したりしました。
でも、そうした抗議は、すでにオーディオ業界の規模をはるかに超えているav業界や、コンピューター業界出身のiPodやMP3プレイヤーメーカーには、蚊の羽音のようなものであったでしょう。
また、DVDプレイヤーやpcは、CDの再生も可能となっており、その質も飛躍的に向上しました。
ユーザの視点からすると、DVDはCDを超える媒体として、その眼に移っていたのでした。
実際のところ、DVDも副音声として2chの16bitリニアPCMも記録できるのですから、媒体としてその能力が超えているのは事実です。
DVDは、世界の映画業界の中心がハリウッドであるおかげで、価格的に圧倒的に安くなっていきました。アメリカのマーケット論理は、安く、多く売る…に尽きるからです。ハリウッドは全世界をマーケットとすることで、巨大な世界市場を前提とすることができます。そして、そあした背景のもとに、権利者が世界市場を前提とした大量販売により、製造コスト以前に、先に価格を設定してDVDの価格を下げたからです。その結果、音楽CDよりもDVDの方が安くなっていきました。
より進んだ媒体と、安い価格、十分に魅力的です。しかも、利用者からすると、CDを超えた媒体であるDVDは、映像も取り扱うことが出来、音楽だけよりも、より皆で楽しむことが出来ました。
そしてDVDによってもたらされる5.1chによる再生の可能性は(再生機器がなければ2chとかモノで楽しみます)、家庭を映画館化する切り札であったのでした。ユーザーは、5.1chオーディオの機器を用意すると、映画館で楽しむような感覚を体験できるのです。
かくて、av機器は、様々な映像ソフトのおかげで、5.1chオーディオ機器と大型の映像表示装置(プラズマディスプレイとか大型液晶、プロジェクター)という大きなマーケットが開拓され、より大きな一大市場となり、製品は量産効果により低価格化が実現し、普及に拍車がかかりました。
この成功のキーワードは、映画業界の戦略の成功そのものです・・・5.1chの要請と、膨大で高品質なソフトの提供・・・かつて、オーディオ業界が夢見た大量の機器を必要とする市場の創造は、映画業界とav業界により達成されました。

05 でも、今の5.1chてのは、映画のものです・・・
ITU 5.1chスピーカー配置
Linn Akurate LouDSPeaker System

ここで実現された、5.1chとは、映画のためのものです。
再掲になりますが、5.1chの場合のスピーカの標準配置である、ITU 5.1chスピーカー配置の図をご覧ください。
通常のオーディオではあまり話題にならないスピーカーが2つあります。ただ、残念ですが、この図には、そのスピーカーの一方は記載されていません。

声を重視するセンタースピーカー

1つは、図で「center」と示されている、センタースピーカーです。このスピーカーは、映画館ではスクリーンの背面に用意されています。家庭では、プラズマや液晶画面の下に配置します。プロジェクターを使用している場合は、音を透過できるタイプのスクリーン(家庭用サウンドスクリーン/映画館でも使用していてちょっと目の粗いタイプとなります)を使用している場合であれば、映画館と同様にスクリーンの背面にセンタースピーカーを設置できます。
このスピーカーの目的は、「画面方向から声などを聴かせる」ためのものです。台詞が画面方向から聞こえなくては、映画が台無しだからです。
このスピーカーが無い場合でも、「left」「right」から同じ音圧レベルで「声」を出力すれば、中心軸上の位置であれば、「真ん中」から声が聴こえます。しかし、左右どちらかに寄ってしまうと、寄ったほうの端から聴こえてしまいます。つまり、画面の端に声の位置がずれてしまうのです。家庭で映画をたったひとりで見るならいいのですが、それでは家庭のエンターテイメントの中心にはなれません。
この問題を避けるために考えられたのが、センタースピーカーです。このスピーカーを設置することにより、声が必ず画面方向から聞こえるようにするわけです。
このような目的があるため、センタースピーカーは他のスピーカーと異なる音質になっても、画面の幅に対応して音が出せるように考えられています。右に示しているのが、Linn Akurate LouDSPeaker Systemです。センタースピーカとして設計されているのは横長になっているスピーカーです。このスピーカーの場合は、他のスピーカーが4wayであるのに対して、5wayとして設計されており、より高音質になるよう配慮されています。

特殊効果音/重低音専用スピーカー

もうひとつ、通常のオーディオにはないスピーカーが、ITU 5.1chスピーカー配置の図にはありませんが、LFE/サブウーファーです。LFEは、Low Frequency Effect/低域効果の略称で、映画初期のころは人を驚かす低音として使われていました。はじめは、大地震という映画で、超低音を再生して、観客を驚かせるために使用されました。しかし、家庭では、低音成分をLFEに担当させることで、スピーカーを小型化することができるので、今では音楽であっても利用してたりします。

新しいDolby Surroundでは、LFEとスピーカー規模に応じた低音の取り扱いが改善されており、LFEかあると大型スピーカーであっても低音カットが行われ、よりスムーズに聴こえるようなりました。言い換えると、Dolby Surroundは今でも進歩を続けています。

このようなスピーカー構成は、オーディオにも存在しないわけではありませんでしたが、あまりその価値が利用者から認められていなかったため、普及もしていませんでした。ステレオの場合は2.1chといいます。
私は、2chのシステムは大型スピーカーを使用しているので、重低音はスピーカーからの再生だけで実現できます。ただ、それはスピーカーが大型であるから可能なわけで、そうでないと、重低音の再生は困難です。これは、低音の再生には物理的な限界があるからで、大型のスピーカーの方が有利であるためです。他の理由があるわけではありません。
音楽の再生において、低音はとても重要です。
日本は、過去からの伝統なのか、欧米と比べると低音軽視の再生音が多い傾向があります。最近は、若い人たちがライブの経験からか、低音の質を大切にする傾向になっているように感じますが、日本における製品提供側が、低音の大切さを実感していないような印象もあります。

2004年の私のリスニングルーム
スピーカーは113Kgもあります、高さも私の背丈ぐらい…
20cmウーファーが3本使用されています

実際のところ、大型スピーカー…特に、大型のスピーカーユニットは、原理的に位相遅れと過渡特性の悪さがあります。そのため、大型スピーカーを使用して、現代の音のような切れのよい音を再生するのは大変です。私のところでも、デジタルパワーアンプによる、マルチアンプ方式で使用しています。それでも、まだ鳴らしこみの仕方は徹底してはいません。
率直なところ、大型スピーカーによる低音の再生は2chまでが限度で、5.1chとなると、もうお手上げです。スピーカーが場所を取り過ぎるますし、だいたい設備が巨大化し過ぎます。
幸いに、人間の感覚では、100Hz以下くらいの低音ですと、音の方向に鈍感になりますので、位相さえ合わせてあれば、小型スピーカーに組み合わせて低音だけをLFE/サブウーファーで再生しても、大型スピーカーに匹敵する楽しみを得ることができます。それも、かなり高品位で・・・。
これからシステムを構築される場合は、LFE/サブウーファーを検討されることをお勧めします。

部屋の環境に左右され難い

5.1chは、360度の音との再生を目指すものです。
このことは、2chと本質的な違いがあります。
それは、室内反射音よりもスピーカーの音の方が360度に対して強いという点です。
2chの場合は、室内反射音が音の質を定める大きなキーワードなっています。実際のところ、すばらしい音を楽しむためには、室内反射音について様々な配慮が必要です。
しかし、5.1chは、後方の音もサラウンド・スピーカーから再生しますので、後方の反射音よりもスピーカーの音の方が優勢となります。ですから、反射音は、はじめに反射する一次反射音くらいを意識すればよく、5.1chだけを考えるならば、とても設置が楽です。
これは、旧来の2chを前提としたオーディオよりも、遥かに有利な点です。
ただ、問題もあります…それは、5.1chのオーディオの音のデータそのものです。

DVDを基準にするなら、大した製品はいらない

ご説明してきたように、特徴的な5.1chのオーディオ環境は、技術的にはとても価値があるものです。
しかし、DVDに限れば、大きな問題があります。
それは、DVDが前提にしている音は、Dolby SurroundやDTSという方式・・・いずれも非可逆圧縮という、元の音を損なう方式であるからです。
もちろん、いずれの方式もよく考えられたもので、可能な限りもとの音の印象を損なわない努力が行われています。しかし、程度の問題があり、努力してシステムを良い状態にしていっても限度があります。その程度のものであり、十分なコストをかけるに値するようなものではありません。
私の感覚では、DVDに限るならば、適当な映画用の再生環境があれば、事足りる程度のもの・・・というのが、それまでの印象でした。

06 封印を解くときが来た…

このような背景がある中で、私はかなりの間、5.1chのシステムは、封印していました。
もっとも、意図的に避けていたわけではないので、5.1chは何回かトライをしてはました。
様々なサラウンド・プロセッサーを試しましたし、avアンプも試しました。
もう今では使用していませんが、レキシコンのシステムを使用していたときもありました。
しかし、結局は、5.1chのシステムは、すべて撤去することになって行きました。
その理由は簡単です…2chとの音の差が激しすぎて、我慢できなかったのです。
私のところの2ch系は、それなりな水準になってきていました。ですから、そのシステムを利用して、サラウンドスピーカーを追加してみても、サラウンド系とフロント系の音の質の差が凄まじすぎて、もう音がつながらないのでした。
オーディオの経験の長い人であれば、皆知っていることなのですが、サラウンドで記録された音は、よく設置された2chのシステムであれば、ある程度サラウンド的に聴こえるものです。スターウォーズを見ていれば、後ろから宇宙船の音が聞こえますし、よく設置された5.1chほど明確ではありませんが、だいたいは、サラウンドとして楽しめます。
ですから、2chのまま映画を見ていても、ひとりであればそれなりに楽しむことができます。かえって、質の悪い5.1ch系のシステムがない分、良いのでした。
でも、5.1ch系には、いずれは手を付けようと思っていました。
自分で思っていたのは、2ch系システムをそのまま拡大して5.1chにすることでした。
私のシステムは、2000年以降フルデジタルシステムです。日本ではかなり早いほうであったと思います。アナログ系システムは、廃止していました。そんな私ですので、5.1chもフルデジタルシステムと思うのは、自然なことです。
フルデジタルシステムは、音質に強い影響を与えるアナログケーブルなどをほとんど使用しないので済むので、音質を前提とした設置に、とても有利です。特に、5.1ch系のシステムは、サラウンドスピーカーなど、部屋を半周するほどのケーブルを必要とします。一般的には、スピーカーケーブルを半周させるのですが、これでは満足な再生は不可能です。ですから、パワーアンプをそれぞれのスピーカーに配置して、インターコネクトケーブルで接続するのが次善となりますが、それでもかなりの距離となりますので、音質的に気になります。このインターコネクトをデジタル接続とできると、かなりその心配も緩くなります。

2003年ごろ導入を検討していた
MeridiAn-861Reference Surround Processor
結局全体コストが気になり試聴もしませんでした

DVD系だけであれば、それを実現しているシステムが何種類かあります。
ひとつは、MeridiAnのシステムです。
日本では代理店がしっかりしていないためなのか、MeridiAnはあまり評価されていませんが、欧米では高い評価を受けています。その理由は、フルデジタル化された5.1ch再生システムの完成度の高さです。
2003年くらいから、なんとかしようかと思い検討していました。ひとつが、MeridiAn-861 Reference Surround Processorで、DVDを再生した際に5.1chの音をデジタル3系統に出力することができました。その先に私のシステムを接続し、合わせて、2chと同じスピーカーをもう1セット用意し、デジタルアンプで駆動…なんて考えていたのですが、価格が高すぎて、やる気になりませんでした。だって、2ch系のコストにさらに200万くらいかかるのです…凄い金額です。
だいたい、DVDの音のためにそこまでする必要は感じられませんでした。
DVD-Audioであれば、5.1chを無圧縮、または可逆圧縮(完全に元の信号に戻すことができる圧縮方法のことです)で記録できます。ですから、もしもそうした記録方式で価値ある音楽などが出てきるのなら、その点ではそうしたシステムの意味はあります。
でも、ここに、もうひとつ問題がありました。
それは、DVD-Audioであっても、5.1ch系の音をデジタル出力とすると、16bit 48KHzにダウンコンバートしてしまうのです。デシメーションフィルタの処理もちゃんとできずに…。MeridiAnのデジタルスピーカーシステムを使用すればそうした問題はないのですが、それでは私の目論見とは違いすぎます。
この阿呆らしい仕様は、音の質の価値を知らない音楽業界に端を発するものでした…コピーされたら嫌だというわけです。デジタル接続の際の暗号化仕様が今では定められていますので、もしもそれに対応した製品が作られれば、メーカーを超えてデジタル接続はできるのですけど、だれが今更そうした製品を作るんでしょ…無意味に複雑化したシステムの正当性はあるんでしょうか・・・(^^??

この辺の詳しい話題は、17 ゲシュタルト崩壊のデジタル・フォーマット(第三世代デジタル・オーディオ・システム到着)をご覧ください
さらにもうひとつの問題がありました。
無圧縮/可逆圧縮で5.1chを楽しむ技術は、DVD-Audioだけではなく、SACDにもあったからです。SACDで採用されているデジタル方式は、PCM方式ではなくビットストリーム方式です。原理的に全く異なるため。デジタルアンプで再生するためには、ビットストリーム方式のデジタルアンプを使用するか、音質的に全く信頼できないビットストリーム/PCMデジタル変換を使用するしか方法がありません。それに加えて、DVD-Audio陣営であるMeridiAnのシステムでは、SACDのデジタル信号は取り扱えません・・・というか、SACDはデジタルで信号を取り扱う共通仕様すらない有様で、しようがないのでした・・・(あの、これは駄洒落です・・・)

この辺の詳しい話題も、17 ゲシュタルト崩壊のデジタル・フォーマット(第三世代デジタル・オーディオ・システム到着)をご覧ください
だいたい、再生すべきアルバムもないのに、可能性だけでこんな大規模なシステムを構築する必要など、ないのでした。
ですから、いろいろと考えながらも、結局は5.1chのシステム構築は、封印していたのでした…浜崎あゆみのmy Story/5.1ch版が登場するまで…
私は、理屈で5.1chオーディオの可能性は理解していましたが、5.1ch専用で作られたアルバムをお店の店頭で再生したときに、愕然としてしまいました。
その可能性と、再生の難しさにです。
このアルバムは、映画の5.1chとしてではなく、純粋にオーディオとしての5.1chを前提としたものでした。ですから、リアスピーカー/サラウンドスピーカーという、スピーカーの性格を決めた上での音作りではありません。

ドイツ Red Deer Studio5.1ch専用スタジオの特徴である、全チャンネル対等という感覚がお分かりいただけると思います。

5.1chのスピーカーすべてが、対等に取り扱われていたのです。
それは、5.1chのスタジオの環境で知られている音の世界です。5.1chのスタジオは、全チャンネル対等の環境であるからです。しかし、それを前提した音楽作りは、行われたことはありませんでした。だれでも、そうした環境持っているユーザーがほとんどいないことは、わかっているからです。
ですから、全チャンネルを対等に取り扱った音楽を実現した、浜崎あゆみのmy Story/5.1ch版のようなアルバムは、世界でも初めてではないかと思います。
だいたい、このアルバムは、L、C、R、LS、RSのすべてから浜崎あゆみの声を再生する曲するあります。ちゃんと再生すれば、聴いている人と同じような場所に定位するのですが、そのためには、スタジオと同等な、5.1ch対等な再生環境が前提となります・・・それは、映画の前提とするシステム構成ではありません。
このアルバムは、完全に5.1chを前提とした、全く新しいアルバムであったのでした。
以前にも、360度を前提としたミックスダウンの曲はありましたが、それは5.1chのデモンストレーションみたいにもので、とても楽しめるものではありませんでした。
そして、このアルバムから感じられる、360度を前提とした音楽…音楽の世界にさまような感覚は、ライブでは実現し得ない、5.1chオーディオだけに可能な世界でした。
浜崎あゆみのアルバムは、音楽の新しい形を示したのです。
それは、ライブでは達成することのできない、5.1chオーディオにのみ可能な、全く新しい音楽の形でした。
そして、このアルバムが、5.1ch系システムの構築を封印していた、様々な理由を一掃しました。
新しい時代が来るなら、受け入れるくらいのことは、オーディオファンとしてするべき・・・と思ったのでした。
たった一枚のアルバムが示した、新しい音楽の可能性により、封印は解かれました。

07 新しいシステムはアナログ系に

いつかフルデジタルで・・・と思っていた私ですが、現実はとても無理であると判断していました。新しい機器も方式も、なぜか、アナログ優先で開発されているからです。
また、SACDもDVD-Audioも時代の趨勢となることはないとも思っていました。なぜならば、DVDのフォーマットを前提としたこれらの技術の時代は、もう終わりの時代を迎えるからです。次世代の、より容量が大きい媒体、Bule RayやHD DVDの時代が目前です。そうしたときに、SACDやDVD-Audioの寿命なんて、どうなのでしょうか。
それ以前に、音楽の提供が、媒体である必要すらありません。
それどころか、媒体販売と音楽提供が一致している現在の業態が異常なのであり、本来は再生権利の販売と媒体販売は、別けられるべきものです。ネットワークが高速化した現代では、媒体販売は、もはや不要ですらあります。
AppleやMicrosoftは、すでにロスレス圧縮方式の提供もはじめており、時代とともに媒体はなくなる可能性もあります。
このような技術変化があるときに、どのような5.1ch系システムを構築するべきか…
私の回答は、フルデジタルシステムによる5.1chは実現するには時期が早すぎる・・・ということでした。5.1chは、アナログ系に回帰することにしたのです。
どのようなシステムになっても、投下した資本を回収できるシステムにするためには、システムの寿命を最大化する必要があります。互換性が高いのがアナログ系である以上、問題は多いですが、アナログ系によりシステム構築する必要がある…と判断しました。
うーん・・・6年ぶりに、アナログを再開・・・ケーブル類も手放しちゃってるのに…(^^;
で、こうなると当然ですが、フルデジタルで構成されている2ch系と、なにも共有できません。スピーカーを含めて、新しく5.1ch分、すべて設置することとしました。
この方針でシステム構築することにしたのですが…実は、システム構築は今年の6月、このコンテンツを書いているのは12月…時間がかかっている理由があります。
またまた、メーカーを巻き込む大騒ぎになったのでした・・・(^^;

08 システム構成…その1

4月には、システム構成を決めていました。
製品の輸入に時間がかかり、さらに、私が忙しくて納品してもらうことができなかったので、導入が6月になったのでした。
以下に、はじめの選択・・・後に変更があるんです・・・(^^;・・・の経緯をご説明します。
これらは、店頭試聴の後に、自宅試聴も行い、決めたものでした。
スピーカー
まずスピーカー・・・私の感覚では、あまり選択の幅はありませんでした。
5.1chでは、LFE/サブウーファーが必須です。ですから、大型スピーカーの設置を避けて、ハイスピードでアキュレイトな感覚のスピーカーが欲しく思いました。
すると、たった2種類のスピーカーとか思い浮かばなかったのでした。そして、そこから選ぶことにしたのです。
そのスピーカーとは、いずれもLinnの製品で、KatanとAkurate212です。
他のスピーカーは、私の音の感覚から合わないと思いました。

悩んだスピーカーの選択
Linn Katan
Linn Akurate212

tatAnは2wayですが、ネットワークがパネルの設定でバイワイヤリングやアクティブにより利用することができます。
Akurate212は、4way、高水準なLinnの設計の元、日本で製造されている3wayのユニットと組み合わされたハイスピードな音質のウーファー…その名称にふさわしいアキュレイトな音質のスピーカーです。
価格的には5倍違います・・・なにしろ5本必要なのですから、この価格差は大きいのでした。ただ、私には、もうひとつの背景・・・システム寿命を長くしなければならないという視点がありました。
どちらも素晴らしいスピーカーですが、質の高さでは、やはりAkurate212に分がありました。もしもKatanを導入して、Akurate212などに変更するとなると、5本のスピーカーが不要となることになります。ここは、無理をしても買い替えが発生しない選択の方が正しいと思えました。
そこで、スピーカーは、Akurate212にすることにしました。
センタースピーカーと、LFE/サブウーファーは、自宅試聴の上決めることにしました。

後日に、センタースピーカーの二本使いを決めたので、Akurate212は6本使用することになりました。
パワーアンプ
このスピーカーを鳴らすパワーアンプ・・・いろいろと考えて、私が選んだのはTrigon TRE-50です。
私は、スピーカーケーブルを長く這わすことだけはしたくありませんでした。
ですから、モノブロックのパワーアンプを全スピーカーに配置して、インターコネクトケーブルによる接続とすることにしたのでした。
選択は店頭試聴で行いました(5.1chの自宅試聴は大変なので諦めました)。その際には、traigonの新型であるdwarfも試したのですが、私の聴く音のレベルだと保護回路が動作してしまいました。機器を触る限り、保護回路が過敏すぎる感じがしました。それについては、お店からメーカーにフィードバックしてあります。また、音質的にも、TRE-50が気に入りました。
私は、Linn Akurate-212をTrigon TRE-50からクワッドワイヤリング(4対のスピーカーケーブルを使用すること)でドライブすることにしました。

Power Ampの選択は早かったのでした
Trigon TRE-50

ユニバーサル・プレーヤー

SACD/DVD-Audio、ついでにDVDの再生ができるのが、私のもうひとつの要件です。

この視点でも、選択肢はほとんどありませんでした。
よく作られている製品の多くは、どちらかに対応しているだけでした。もちろん、いろいろな会社から、SACD/DVD-Audioの再生できる機器が、マルチフォーマット対応のユニバーサル・プレーヤーが出てはいます。ただ、音質重視の製品は多くありません。また、ユニバーサル・プレーヤーは他にも気になる点があります。あまり話題になっていませんが、ユニバーサル・プレーヤーのほとんどの製品がいろいろな問題を引き起こしているのです。まあ、互換性を考えていないSACDとDVD-Audioを取り扱うのですから作るほうも大変ですが、ちゃんと再生できないアルバムがあったりするのです。まじめに開発はしているのでしょうが、率直なとところ現状は、ともかくハチャメチャです。ですから、その点ではどのメーカーでも良いように思っていました。

各社で問題が起きるということは、
きっと、基本となるファームウェアを開発した会社が、ヘボなのでしょう

私は、音質優先でしたので、PCMとビットストリームには、それぞれ専用の再生システムが搭載されていることも条件でした。もちろん、音質の十分さがすべての要件です。結局、この視点から、国内メーカーはもう、諦めました。

で、結局、またまたLinnの製品にすることにしました。

試聴して選んだのは、Linn Unidisk 1.1です。Unidisk 2.1やUnidisk scも聴いてみたのですが、とても私の基準では、利用することは無理でした。Unidisk 1.1でも、まあ使えるかなーという感じであったからです。私の2ch系が、CD-12なので、こうした感覚は致し方ない点だと思います。

実は、Unidiskにはあまり興味がなかったので、自分が検討する日が来るとは考えてもいませんでした・・・なにしろ、私は、SACDもDVD-Audioにも、成功の目は無いだろうと勝手に思っていのでした・・・。

まあ、使えるかなーと思いましたが、他の機種はその感覚が得られませんでした
Linn Unidisk 1.1

もっとも私がUnidisk 1.1を選択することは、Linnの人にも焦りが走ったようです。私が、製品のトラブルを看過する習慣がないことをよくご存知ですし、私のライブラリが多くて多岐にわたることもご存知です。Unidisk に搭載されている、SONYと共同開発されたシルバードライブのファームは、過去にいろいろと修正されていましたし、今も問題があればバージョンアップで対応が行われています。私が使用すると、ランニングテストがさらに行われる感じになります。きっと、普通は気付かれない問題に、私が遭遇してしまいます。

いろいろいなDVDを見ていると、製造ミスで日本語版に英語のキャプション信号が入っていたり、ソフトの提供側の現状もハチャメチャです。これが、アメリカ盤とかヨーロッパ盤、変わったところではタイ盤も平気で見ている私ですと、機器にとってとても厳しい環境になるのでした。国産メーカーを含めて、どうなっているんだろうと、いつも不思議に思います。問題に遭遇すると、その問題の起きない機器につなぎ変えて見ている私です。使用しているDVDプレーヤーの東芝SD9500もいろいろとバグを見つけましたが、製造も継続的にしていない製品ですので、メーカーには連絡せず、バグに遭遇したときは他の機器に切り替えて使用していました。

その事について、「ご存知だと思いますが、ユニバーサル・プレーヤーは海外も含めた多種類のソフトで使われたときにはなにかあるかもしれませんが、よろしいですか」という確認がありました。それは、私も覚悟している点ですし、別にLinnの限る話題ではないので「問題に遭遇したら、必ず直してくれますでしょ」と伺ったところ「もちろんです」と答えてもらったので、決めた次第です。

また、私にも、別なメリットがありました。LinnのDVD系は、リージョンコード全世界対応で、PAL-NTSC変換も内蔵されています。私のDVDのライブラリは、世界中のものがちゃんぽんでして、Unidisk であれば、1台で足りることになり、機器が整理できるのでした。

余談ですが、某誌の評価で、Unidisk をDVDプレーヤーに分類しているものを見かけました。なんでそうした分類になっているのかわかりませんが、この機種は映像系も頑張っているのですけど、本質的には音に集中してデザインしている製品です。映像系は、オマケなのでした。そうした評価をする理由は、後述しますが、そのために私のところでは、大騒ぎになってしまいました・・・。

余談ですが、その記事をオーディオショップに置いてある本で見たときに、「この評価している人たち、製品のことどれだけ知って評価しているんだろう。この分類は間違っているよねー。」と私が話して、お店の人たちが困ってしまうというシーンがありました。

システムコントローラー

Trigon TRV-100

これは悩みました。
ここまでLinnの製品を選んでいるので、Linnでもいいかと思いましたが、パワーアンプはTrigonです。TrigonのステレオプリアンプTRV-100を3台使用するのも手かと思いました。

ただ、場所を取り過ぎるのと、連動の心配がありました。リモコンで操作していても、連動した動作が上手くいくか、心配です。5.1chのシステムでは、そうした事に気遣いしながらでは、楽しめなくなってしまいました。

で、結局は、LinnのAVプリアンプを選択することにしました。他のメーカーは、面倒だし、見るからにゲンナリする使用であったりする場合もあるので、もういいや・・・という感じでもありました。

Linnには、kisto、Kinos、Exotikという3種類の機種があります。kistoはさすがに高価なので遠慮しました。

KinosとExotikを比較しました。
お店の説明では、Kinosからデジタルデコーダーを無しにしたものがExotikであるとのことでした。で、聴いてみたのですが、明らかにExotikの方が納得できる音質でした。デジタル部が、そんなに音に影響するのでしょうか。私は、はじめは、Kinosはコントロールの為にAD変換してから処理するために音が変わるのかと思ったほどです。実際には、アナログ入力の時はストレートなのだそうなのですけど…。

と言うことは、SACDやDVD-Audioの時に、どうやって5.1chのスピーカー・キャリブレーションをするのでしょう・・・あまり深く追求していません

比較した2種類のシステムコントローラー
Linn Exotik
Linn Kinos

Exotikは、単なる6ch内蔵されたアナログプリなので、5.1chで使用するとキャリブレーションは不可能なので、スピーカ配置をITU方式にするしか方法がありません。しかし、それでもかまわないと思いました。音質最優先・・・それが今回のテーマだからです。

お店の人と相談して、Exotikを採用した際の問題点は、デジタル放送のデコード等・・・ということでしたので、Exotikを使用することにしました。

実は、Exotikの試聴をしていて、こんなシーンがありました。

「こんな感じかと思うんですけど、なんかまだ音が乗ってますねー」
「Linnの技術者が、ディスプレイの明るさを下げたほうがいいと言っていたので、試してみましょうか」
「ええ」

ディスプレイが暗くなるだけで、音はバシッと決まるのでした。
アナログっていうのは、これだから・・・(^^;

こうして全機種が決まったのでした・・・しかし、大規模な構成ですこと・・・(^^;

09 システム導入…その1

システムを導入したのは、6/20でした。発注してから届くまでかなりかかりました。その後、私が仕事で忙しくなり、納品してもらうのを待ってもらっていました。

設置は、13:00に開始して、終わりは3:00AM・・・お店から4人も来てもらっていて、こんなに時間が必要なほど、大変だったのでした。ラックの組み換えなどが特に大変な点だったように思います。実際に置いてみないと、配置が決められない点が多かったためです。

オーディオラックには、組み立てが自由にできるクオドラスパイアを使用していので、無駄がありませんでした。

当日は、運び込む荷物があまりにも多いために、同じマンションの人たちから「お引越しですか?」と尋ねられ、その度に「ステレオの運び込みなんです」とお話して、呆れられていました・・・(^^;

自宅にて

撮影データ OLYMPUS E-1 + ZUIKO Digital 14-54mm F2.8-3.5
rawデータ撮影後OLYMPUS STUDIOでカメラ測定のホワイトバランスにて現像

この日の設置には、極めて特徴的な点があります。
それは、音質を最優先にするため、5.1chオーディオの再生系と、DVDの再生系を、再生するスピーカー毎に、意図的に別けたことです。

基本的に、5.1chオーディオ再生系はAkurate212だけで構成しました。プラズマディスプレスを移動可能とし、5.1chでオーディオを楽しむ際はプラズマをどかそうと考えました。
ですから映画を見る際は、センタースピーカーの前にプラズマを置くことになります。やってみなければわからないので、プラズマの後ろから音を出して聴くぐらいで、映画はいいかなも・・・と思っていました。しかし、やはりこもった音になり過ぎて、映画程度であっても、とても楽しめませんでした。

そのため、後日に、プラズマディスプレイとセンタースピーカーAkurate225を移動可能なラックにセットして使用することにしました。その構成が写真のものです。

私が作ったTrigon用コントローラー

構造は簡単で、リモートパワーコントロール用の9Vの電圧を供給するだけです。

どのスピーカを鳴らすかは、パワーアンプの電源投入で選択する方式にしました。
Trigonのリモート電源投入機能を利用して、コントローラーを作り、選択的に投入できるようにしました。その程度の電気工作は、簡単です。

この形態は、12月まで続けていました。

ところで、このシステムの音ですが、予想していた通り、5.1chオーディオについては、とても感心しました。お店の試聴では体験しきれなかった、アキュレイトな5.1chの再生は、浜崎あゆみのmy Stroyの音が何であるかを、そのまま伝える力がありそうでした。

そこまでは、目的どおりだったのですが、別な問題があったのでした。

10 Linn 製品仕様の変更を決定・・・(^^;

システムが届いて2日後、DVDを見ていました。
Unidisk 1.1の画質は、思ったよりもよく、DVDの4-4-4アップサンプリングなど、映像系の機能もしっかりしていました。

でも、音が2chでしか聴こえませんでした。
不思議に思い、いろいろ調べても、特別な設定があるようではありませんでした。

困り、お店の人に電話して、相談しました。

「あの、DVDが5.1chで再生できないんですけど」
「え、そんなはずは・・・」

調べてもらい、回答をもらえたのは翌日でした。

これは、仕様だったのでした。

Unidisk は、Kinosと組み合わせて使用する際に、アナログ出力6ch分(5.1ch)と、デジタル出力の両方を接続します。これは、どちらでもDA変換できるという意味であると、私も、お店の人も理解していました。

でも、ここに落とし穴がありました。

私のようにExotikを選択するユーザーは稀であったために、気付かない仕様の特殊さがこの製品にあったのです。

それは、Unidisk 1.1のアナログ再生系は、DVD-Audio、SACDの場合は5.1chをUnidisk 側でアナログ出力に再生するのですが、DVD 5.1chの場合は、2chにダウンミックスしてアナログ出力に再生する仕様だったのです・・・もちろんカタログには説明はなく、買わないとわからない仕様でした。もちろんLinnの人は理解していたのですが、設置前には、私もお店の人も気付きませんでした。

「うーん、これってカタログに書いてないねー」
「ええ、すいません。いつもKinosで出荷していたので、気付きませんでした」
「5.1chのアナログ出力があるし、ダウンコンバートして2chで出力している以上、必要な回路は全部入っているはずですよね」
「ええ、ソフトウェアの問題だけだと思います・・・Kinosに交換しましょうか?」
「ごめん、Kinosの音質だと、使えないよ・・・困ったなー。あの、Linnに問い合わせしてくれませんか・・・だって、Unidisk 1.1 + Exotikだと、DVDが5.1chで楽しめないってことになるでしょ・・・おかしくないかと思うんですよね。なにか勘違いしていないかな。」
「確かにそうですね・・・わかりました、仕様変更もできるかもしれませんし・・・」

数ヵ月後、Linn本社ではUnidisk のファームウェアの仕様変更を決定してくれました。いろいろ検討してくれた結果ですが、Linn Japanやお店であるサウンドクリエイトの努力のおかげです。

初期のUnidisk の開発者は、Unidisk でのデコードを非圧縮系だけに限るつもりだったのでしょうか・・・それなら、DVDを2chにダウンミックスしてデコードする必要はなかったろうに・・・。誤解の元です。

Linn本社の回答では、Dolby surroundの仕様変更もDolby研究所で行われたので(LFE使用時のローカットの仕方が変更になりました)、合わせて、新しいファームウェアにより対応してくれることになりました。現時点でも、まだそのファームは提供されていませんが、いつか提供してくれれば良いので、私はのんびりと待っています・・・ただ、その日が来るまでUnidisk 1.1はお休みしています・・・だって、今のままでは、浜崎あゆみのMy Story/5.1ch盤以外に、活躍できないのですから・・・。

しかし、自分でこう書くのもなんですが、私が使うと、なにかしらメーカーを巻き込みますね。

11 システム構成…その2 

センタースピーカー バーチカルツイン方式へ

DVDで映画を見ていて、困った点がありました。
それは、センタースピーカーの位置です。
私は、比較的近めに設置しているため、プラズマディスプレイの下に設置してあるセンタースピーカーAkurate225の位置が、聴感上、下に聞こえてしまうのです。ある程度予想していましたが、なんとか慣れないかなーと思ってそのまま楽しんでいました。しかし、慣れるほどにそれはわかるものとなってしまい、どうしようもありませんでした。

困って、考え込みました。
はじめは、センタースピーカーの使用を止めて、バーチャルセンターにしようかと思いました。しかし、声がセンターにモノラルで入っていると決まっていればまだしも、ちゃんと定位を考えているソフトであれば、そんな方法では定位はめちゃくちゃになりかねません。

プラズマディスプレイは、サウンドスクリーンのように音を透過させることができません。で、悩んだ末の答えは、鳴らし方が難しいですが、センタースピーカーを2本用意して、画面の上下に設置して、仮想的に画面の中心に定位させる方法・・・いわゆるバーチカルツイン方式の設置です。ゲインを6db下げれば、聴感上音圧の問題は発生しないはずです。

で、これを決めて、またお店に連絡…準備に時間がかかるなか、Linnから新型アンプが発表されました。C LinEシリーズです。

パワーアンプをC LINE4100に変更…全チャンネルアクティブ構成に変更

今回は、5.1chとしてずいぶん奢っていて、全チャンネルモノブロックのパワーアンプであるTrigon TRE-50で鳴らしていました。スピーカーとの接続は、クワッドワイヤリングです。Akurate211は、設定でネットワークを使用しない、アクティブ駆動もできます。

chakraテクノロジーで構成されたC LINEはなかなか評判の良いアンプでしたので、一度聴いてみたいとも思いました。
そこで、輸入され始めたばかりのC LINE4100を2台持ってきてもらい、マルチアンプ駆動で(当時はまだ212用AKTIVモジュールができていませんでした)2chを鳴らしてみました。最近のLinnの音の傾向である、カチッとした音で再生されたのを聴き、これは5.1ch系に良さそう・・・と確信しました。Trigonの方が、聴かせる、いい感じの音に感じたのですが、私としては、5.1chカチカチでギリギリな鳴らせ方にしたかったのでした。もう、理念的な方針の問題です。

で、お店と相談して、Trigon TRE-50 6セットを、Linn C LINE4100+Aktivモジュール 6セットに交換することにしました。

これで、5.1chを6本のスピーカー + LFE/サブウーファ構成とすることになり、ドライブするアンプは、4台のパワーアンプが内蔵されたC LINE 4100が6セット、つまり計24台のパワーアンプで鳴らすことになったのでした・・・なんか、凄いかも・・・(^^;

余談ですが、5.1ch系システムが来てから、2ch系システムも設置の影響があり音が聴くに堪えなくなり、あまり鳴らさなくなっていました。性格的に、時間をかけても平気なところがあるので、5.1ch系が落ち着くまで、まあいいやと、のんびりと構えています。

12 システム導入…その2 

12/5に、LinnからAkurate211用Aktivモジュールが搭載されたc 4100が届きました。
全チャンネル、フルアクティブ・・・5.1chスタジオもここまではしていないという構成です。

センタースピーカーのバーチカルツイン設置は、ラックのボード等の準備が更に必要なので、次回ということになりました。

しかし、かなり設置はシンプルになってきました。

自宅にて
到着したC LINE群
運び出し前のTrigon TRE-50
新しいシステム構成・・・まだ未完成です

コンパクトにシステムがまとまっているので、違和感がないですね…予定では、フロント側では、センタースピーカーがもう1本加わり、C LINE 4100 4台、つまりPower Amp 16台でAkurate212の16Unitを駆動します。2ch系も、しっかりと頑張っています。

撮影データ OLYMPUS E-1 + ZUIKO Digital 14-54 F2.8-3.5mm
rawデータ撮影後OLYMPUS STUDIOでホワイトバランス5300Kで現像
13 長い旅路はもうすぐ始まるはず…

この状態で聴いてみて、カッチとした音の出方には感心しましたが、鳴らしこみには時間がかかりそうでした。センターをバーチカルツインの構成にするので、それから鳴らしこみがいいかと思っています。

今回の設置のおかげで、2ch系もいい状態に出来そうなので、5.1ch系よりも先に、鳴らしこみをはじめようかと思っています。

システムを導入して6ヶ月、オーダしてからで8ヶ月・・・やっと音が満足に出せる日が近づいた感じです。来年には、Unidisk の新ファームウェアも届くでしょう・・・。

5.1chオーディオは、それそのものが、まだ始まったばかり…別に、急ぐ必要ありません。
映画程度であれば、今でも十分にオーバースペックです。

なに、未だに、本格的な5.1chをフルに生かしたオーディオのアルバムは、浜崎あゆみのmy Storyだけなのですから・・・システムの本格稼動は、時間がかかっても大丈夫…鳴らしこみという長い旅路はまだ始まっていませんけど・・・でも、もうすぐ始まるはずです・・・

浜崎あゆみ
MY STORY 5.1ch SACD

新しい時代の音楽は、アルバムでしか表現できないものと、ライブでの表現は、大きく異なるものとなっていくでしょう。新しい表現形態を理解し、実行するアーティストは、これから多く出現する・・・のかも知れません。その時に、オーディオシステムの価値は、改めて見出されるのではないでしょうか。

ps

浜崎あゆみのmy Storyの価値は、オーディオ業界でも気付いていないと思います。でも、5.1chオーディオの推進は、しています・・・大部分の人の関心は、ホールの再現にでも集中しているのでしょう…(^^;

ところで、このアルバムもまた、再生が難しいアルバムですねー・・・だって、映画用の5.1chシステムのほとんどでは、満足に再生できないもの・・・(^^;

14 システム導入…その3…もう一歩で、新しいシステムは船出します…

2006/03/28

時は経ち、2006/03/06…システム構成をさらに予定していた形に進化させる日が来ました。

Linnから、C Line 4100のシルバーのシャーシが到着し(実は、私のオーダーはシルバーだったのですが、ブラックで納品されていました)、ラックを再構成するパーツ群もそろったのでした。

5.1chの構成は、フロントスピーカーは、left * 1、center * 2、right * 1、リアスピーカーはlr * 1、rr * 1です。すべてのスピーカは、Linn Akurate212のアクティブ構成で、それぞれにLinn C Line 4100が用意されています。1つの筐体に4台のパワーアンプが内蔵されているので、5.1chシステムを駆動するために、24台のパワーアンプを使用します…凄い構成ですこと…(^^)

なお、すべてのスピーカーケーブルは、1AMに統一されています。

システムを組み上げるために、ほぼ丸1日を費やしました。

システム、遂に予定していた状態に至りました
空前絶後…
バーチカルツイン配列のセンタースピーカーです
前方だけで、4スピーカー、アクティブ構成…16台のパワーアンプで再生します…凄いなあと自分でも思います
この成果は、期待通りでした…素晴らしい再生環境です
写真にはC LINE4100が3台しか写っていません。これは、位置の関係で、もう一台は、左側のConsertGrandのさらに左側にあります。そうなった理由は、左側に2台のTacT2150が配置されたためです。

撮影データ OLYMPUS E-330 + ZUIKO Digital 14-54mm F2.8-3.5
撮影データ OLYMPUS E-330 + ZUIKO Digital 11-22mm F2.8-3.5
rawデータ撮影後OLYMPUS STUDIO 1.40 でホワイトバランスを適時選択して現像

システムの構築は、試聴をしながらしていきました。
実は、ここ1年ほど、2ch系の再生を台無しにした状態で運用していたのですが、5.1chの構成がほぼ決まってきたので、もう一度2ch系もしっかりさせることにしました。

そのためには、TacT2150の2セットを、壁コンセントに直結させるしかないことが、試聴の結果確認でき、システムの組み直しをしながら、写真の構成になりました。構築した後のシステムの音を聴いたお店の人たちは

「わあ、かるばとすさんの音ですねー」

と、聴き入っていました…音の記憶というのは、失われないんですよね…初めて私のシステムを聞いたときの音を、みなさん思い出してたようです。

ところで、5.1chですが、この音は、決まりました…(^^)
センタースピーカーの音が、ビシッとPDPの中に決まりました。また、5.1chで再生すると、不思議なことに、リアの音がとても決まっています。リアの音が、フロント側のしっかりした再生により決まるというのは、初めての体験でした。

この日には、システムの組み上げで精一杯でした。これから、時間をかけて、音を鳴らしこんでいきます…(^^)

あとは、Unidisk 1.1がDVDでも5.1chで再生できれば、予定していた構成が完了します…(^^)v
今年中には、新しいシステムが船出しそうです…(^^)v

しかし、仕事柄(ITのお仕事ですけど、長期にわたる仕事が多いんです…(^^))とはいえ、気長ですこと…
でも、大丈夫…音楽専門家達が5.1chの価値を本当に理解して、音楽をどんどん送り出すには、まだ時間があるはずです…当面は、浜崎あゆみくらいかな…(^^)


第18章
きっと、いつか、質の時代へ…
TO BE CONTINUE



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