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私はDSLR派 デジカメ日記

LEICA M8

特徴

LEICAでLEICAらしいカメラ、それはR Syetemではなく、M Syetemです。
M Syetemで最も有名なのは、LEICA M3…これを超えるレンジファインダーカメラはないと言われています。と、人の話はともかく…(^^;…フィルムカメラには全く関心のない私のこと、デジタル専用であるM8が出るまで、M Syetemには興味もありませんでした。
人からは、「まだ買わないの?」と聞かれることが多かったのですが、いくつか思うことがあり、買う気になりませんでした。気になっていたいくつかの問題も解決してきたある日…LEICAが頑張って問題解決したのですけど…ヨドバシカメラで見たら品物があり、雨の日のおかげで値引きとポイントで18%はお安くなり、恐らく世界で最安値…で、買っちまったのでした…(^^;
買っちゃって、使って、びっくり…これは、いいカメラでした…(^^)
で、以来、M-SYSTEMも使うようになりました。
実のところ、レンズもR-SYSTEMよりは安いので、結構うれしいです。もっとも、LEICAはLEICAですので、安いといってもたかが知れていますが…(^^;
昔は、R-SYSTEMとM-SYSTEMを両方使っている人のことを、物好きだなーと思っていましたが、今は、その理由がわかります。全く異なるカメラで、撮れる絵も全く違います…私みたいにヘボですと…(^^)

レンズマウント

LEICA Mマウント、Lマウントもアダプターを使用して使えます。また、Mマウント互換のマウントが他社にも多く、使い勝手の良いマウントです。

価格

LEICA M8は、買値で50万弱、R-SYSTEMよりもかなり安くなっていますが、日本のデジカメに比べれば高価です。もっとも、作りから見る限り、価格どおりの内容なので、高いというよりも、高級な製品なのだと思います。
車の趣味がない私だから買いますけど、お勧めはしにくい製品です。

記載記録
2007/05/21

買う気は、あまり無かったのですが…

LEICAのユーザーにとって、LEICAらしいカメラとはM Syetemであり、R Syetemではありません。
ですから、R Syetemを全くLEICAと思っていないLEICAファンは、結構いる気がします。

もっとも、そうした人と話していると、M3こそがLEICAであり、それ以後のMシリーズはガラクタのようなものと思っていらっしゃるのが、良くわかります…(^^)

LEICA M3 + LEICA ELMAR F2.8 50mm
1954-1966

はじめは、なんでそんな事を言うのかなーと思っていましたが、実際に状態の良いM3などを手にさせてもらうと、そうした言い方がされる理由もわからない気がしないでもありません。ドイツでも、いい職人は失われていったのでしょうね…手製で作っていた時代の良い意味での精緻さがよくわかるのが、M3です。

私は、LEICAにこれといって思い入れはありません…なにしろ、カメラはデジタルになっからはじめたわけで、フィルムカメラには興味がないんです。

LEICA M7 HERMES Edition
EPSON R-D1

そんな私が、はじめて見たLEICAのmは、M3ではありませんでした。単なるブランド物になりさがったLEICAの製品である、LEICA M7とかLEICA Mp…hermesエディションだとか、オリジナルバージョンを作ってお届け…という、まあ、コレクター向けの、記念品みたいなものです。

私の感覚では、カメラというよりも、道楽で持っていることを楽しむ程度のもの…という印象でした。

事実、LEICAの関係の本を読んでも、展示を見ても、「少年の日の思い出」の域を出ない内容でまとまっており、まあ、お金のあるお年寄りのおもちゃ…という印象しかありませんでした。

持っている…だけの喜びという感じで、とてもカメラとしての価値があるという印象はありませんでした。

確かに、LEICA M3は良くできていて、日本のカメラメーカー、NikonやCanonは、似たような製品を開発しようとして、断念…動作原理の違う、現在の一眼レフを開発し、成功、今のLEICAは、そうした動きから取り残されて、衰退を辿ったという経緯があります。

それは遠い日の思い出で、今の話ではありません。

LEICAのユーザーには、メーカーを支えるという気はないらしく、中古品の売買に熱を入れており、メーカーにとってLEICAの人気など、意味がありません。単なる、メンテナンス会社程度の意味しかないのです。ですから、LEICAの経営危機になっても、ふーんという程度のものでした。

もっとも、倒産の危機が叫ばれて久しかったLEICAは、今は一息ついています…Panasonicとの提携による、LEICAブランドのデジカメは、その内容が同じであるにもかかわらず、よく売れています…日本のメーカーには出来ない、ブランド戦略が成功しているからでしょう。

そんな中、LEICA Digital Module Rを、KODAK, Imaconとのコラボレーションで開発後、自社で開発したのが、Mシリーズのデジタル版である、M8です。

それ以前に、Mシリーズのレンズを使用できるデジカメを、epsonが出していました。私は使用したことがありませんが、LEICA Mシリーズの特徴である、レンジファインダーとレンズの連携が良くないみたいで、LEICA Mシリーズのように正確なフォーカシングが難しいという話を聴いたことがあります。まあ、LEICA M8が出てしまうと、隙間製品みたいなカメラですので、存続し難い気もします…。

ところで、私は、LEICA M8の発表直後から、知り合いから「買うんでしょ」といわれていのですが、触手が動かないでいました。ですから、「買わないと思う」と答えていました。

理由は、簡単です…私には、ちょっと危なっかしい製品…と見えていたからです。

その理由は、Mシリーズのレンズ設計がフィルムを前提にし過ぎて、デジタル化しにくいこと、それを超えるために、ちょっと無理した設計のCCDを採用していたからです。

案の定、日本のカメラ雑誌がM8の提灯記事を掲載した時、ヨーロッパでは大騒ぎになっていました。
こんな論調でした。

「M8は、コンパクトデジカメの画質に及ばない…LEICAのブランドにふさわしい製品ではない」

この話題は、よりにもよって、LEICAのインターネット上のフォーラムで盛り上がったのでした。
雑誌の提灯記事と、そうした実際の盛り上がりは、とても対照的で、まあ、日本の雑誌が如何にどうしようもないか、端的に示していた気がします。
そして、LEICAは、そうした問題に対して、誠実に対応していました…

以下に、私が危なっかしいとM8について思った理由と、M8に実際に発生した問題をご紹介します。

M8を巡る諸問題

Mシリーズの特徴は、レンジファインダーですが、それはデジタルカメラとして問題となる話題ではありません。
Mシリーズのデジタル化で最も厄介な点であったのは、光学設計がフィルムを前提していたため、入射光の角度がきつ過ぎるという点です。CCDやCMOSといった、デジタルカメラで使用される受光素子は、平面に見えますが、各受光素子は、少し窪んだ位置に配置されているため、入射光の角度に余裕を作れません。

この問題を解決するため、KODAKはLEICA Mシリーズ用に設計されたマイクロレンズを搭載した新しいCCDの開発を行いました。KODAK KAF10500です。

センサー
フルフレーム KODAK KAF-10500
構造
フルフレーム型CCD/正方形ピクセル
ピクセル数
4098(水平)*2728(垂直)=11.2M
有効ピクセル数
4010(水平)*2686(垂直)=10.8M
アクティブピクセル数
3970(水平)*2646(垂直)=10.5M
ピクセルサイズ
6.8μm(水平)*6.8μm(垂直)
イメージサイズ
27.0mm(水平)*18.0mm(垂直)
対角線32.44mm
アスペクト比
3:2
水平出力
2
サチレーション信号
60K electron
外部量子効率(RGB)
0.17, 0.40, 0.32
読み取りノイズ(f=24MHz)
15 electoron
暗信号
4mV
暗電流倍化温度
6.3℃
リニアダイナミックレンジ
71.5dB
CCD転送効率
0.999995(HCTE)
0.999999(VCTE)
ブルーミング抑制@4mS総合時間
1000x飽和露光
最大データレート
24MHz
カバーガラス
赤外線吸収型ARコーティング

マイクロレンズを用いた、入射角に対する対応
中央が最も大変なのでした

このCCDは、Digital-Module-Rと比べて、サチレーション信号が1.5倍にもなり、ノイズも若干低減、ダイナミックレンジが大幅に向上しています。こうした背景から、M8は最低ISO感度がISO125となりました。

ただ、わたしが気になったのは、外部量子効率が、赤について0.17と大幅に低下していることです。
率直なところ、この原因は、マイクロレンズの設計に無理があるのではないかと思わせました。
現像も、かなり変わったICCプロファイルを使用するはずです…。

きっと、なんか不具合があるんじゃないかな…で、様子を見てからでないと、M8には手は出せないなと思った次第です。

そうして、ぼーっとしていたら、やはり問題が…。

この問題は、LEICAの出している雑誌であるLFIにも詳細が掲載されました。

問題は、ふたつありました。

赤外線に対する感度が高すぎる

LEICAの製品は 他のメーカーであればセンサーに普通用意されている、ローパスフィルターや赤外線フィルターが、Digital-Module-R以降のオリジナル製品では、用意されていません。とは言え、全く無いわけでもなく素子の水準であれば、LEICA M8の場合は、赤外線フィルターについては、KODAK KAF-10500に用意されている(京セラBS-7/0.5mm赤外線フィルタ)のですから、問題は無いはず…だったのでしょうが、実際はさにあらず…もともと、赤の感度を上げて現像する前提になっているM8ですので、赤外線が大きな問題となったのでした。

以下に、赤外線感度問題についてのサンプルを示します。

LEICA M8 赤外線感度過敏
いわゆる、マゼンタ被り です

この写真は、カラーチャートで色のバランスを合わせています。
カラーチャートが置いてあるバッグの、本当の色は、真っ黒です…。
で、赤っぽく見える理由は、バックが太陽光を受けて、熱くなっているため、その赤外線を、M8のセンサーが感知しているからです。感知するセンサーは、赤のフィルターのセンサーになるため、色が赤っぽく、マゼンタに転びます。その関係で、マゼンタ被りといわれる状況になります。
稀に起きるという言い方をすることがいらっしゃいますが、私にとってはいつも発生しているに近い感じがあります…rawデータ現像をしていると、ちょっと色が青に転び易くなる場合が、少なくないからです。この例の場合は、温度が上がっていないカラーチャートのおかげで、赤の信号レベルが適切になっていますが、もしもカラーチャートの温度が高くなると、ホワイトバランスのデータそのものの赤データが多くなるので、青に転び焼くなるわけです。
余談ですが、この現象はDigital-Module-Rでもあるのですが、LEICAの資料を読んでいると、あまり気付いていないみたいですね…(^^;

撮影データ

LEICA M8 + LEICA APO SUMMICRON-M F2.0 90mm ASPH

KAF-10500に0.5mm BS-7カバーグラスを使用した際の特性
波長は、700nm〜1100nmを赤外線といいます
現像のために倍に増感すると、赤外線領域がかなり大きな値になることがわかります

LEICAでは、開発段階で世界のカメラマンに使ってもらっていましたが、この問題には気付かなかったそうです…(^^;

対策をしっかりする方法は、京セラのBS-7をもっと分厚いものにすることでした…しかし、そうすれば、画質は眠くなりますし、また、Mシリーズの特徴である、単なる箱に近いボディの内部で、場所を用意することも困難です…。

LEICAの結論は、フィルターをレンズにつけることです。
赤外線/紫外線フィルタを、M8ユーザーに、2枚づつ無料提供することにしました。

帯状効果が出てしまう

これ、日本語でなんと言うのか知らないので、直訳して「帯状効果」と書きました。
英語では、Banding Effectといいます。

いろいろな場合に、この言い方をします。具体的には、階調度が不足しているため、グラデーションが帯状に色違いに見える場合にも、Banding Effectといいます。どうも、帯状になにか出ると、Banding Effectというみたいです。ま、言葉通りですけど…。M8の場合は、LFIによると、ISO感度が320以上にあげている場合、特に高い場合に、左右に帯状の光が見えるという感じに発生する…そうです。時には、ゴーストや鏡像になる場合もあるようです。

このときに、左右の端に光源がある場合に、発生しやすいようです。
発生に気付いたら、そうした光源を避けます…とは言え、面倒なトラブルなので、LEICAに相談する予定です。

この問題は、極初期の出荷分(日本には来ていません)で見られた問題とのことです…でも、完全になくなったわけではないようです。経験的には、帯状効果/Banding Effectは、ISOがそうは高くなくいISO320でも発生するようです。恐らく、ISOが高くなると、発生率がかなり高くなるのだと思います。

私の撮影例では、2例だけ発生が確認できていました。
女性の視線は、別に帯状効果/Banding Effectを見ているわけではありません、あしからず…(^^;

帯状効果 / Banding Effectの例
上側の黄色いところです…現像する色温度を変更すると、気付き難くなります

LEICA M8 + LEICA APO SUMMICRON-M F2.0 90mm ASPH ISO320
最新ファームウェア 1.102で発生した事例です…発生頻度は少ないです

これは、発生の仕方を見る限り、CCDそのものか、その使い方に問題があるようです。
この例で判断する限り、KODAK KA-10500はデータ転送チャンネルが2つあり、その一方でのみ綺麗に発生しているからです。

この対応は、2006/11以降に出荷の製品では完全に解決される…そうなのですが、うーん、私の機械はそうした製品なんですけどー…もっと発生したら、取り替えてもらおうかな…(^^;

実は、そんなに気にしていないのでした

私は、仕事柄なんでしょうか…技術者ですので…初期製品のトラブルは、あまり気にしていません。
その理由は、初期製品というものは、問題があるのが当たり前ぐらいに思っているからです。
問題が無いように作る製品もありますが、そうした開発方針は簡単なもので、ギリギリの仕様にしないで作るというものになります…そうした製品は、私の好みから、遠く離れています。

LEICAみたいに、ギリギリに作ろうとすると、いろいろな問題が発生するのは、致し方ないものであると思っています。ですから、問題が起きたことよりも、問題が解決することの方が大切でした。

で、解決の方向にあったので、もう買ってもいいかなーと、思っていのでした。

本を読んでいて、Mシリーズも気に入ってきました

LEICA Pocket Book

LEICAの製品は、M3以降であっても、50年以上経っており、物凄く多くの種類の製品があります。
メーカーの資料は現行製品しかないので、本を買って勉強することが大切だったりします。

私は、イギリスの出版社から出ているLEICAのポケットハンドブックを購入して、中古レンズを店頭で見る際は、持って行き、にらめっこしています。

この本の著者、私と感覚が近いみたいで、R Syetemのレンズの評価は、私ととても近いので、とても信じてしまいました。で、読み物として読んでいるうちに、M Syetemにもとても親近感を感じていました。

この本を書いている人、とてもロジカルで、Mシリーズでトップ2〜3本に入る…なんて書いている出だしのレンズは、2本だけです。欧米人は、こうした記述っていい加減なところがあるのですが、イギリス人らしく…あれ、イギリス人なのかな、出版社はイギリスだけど…律儀な本なのでした。もうちょっとMTFチャートが詳しいと助かるんですけど、まあ、ポケットブックだから、いいか…(^^)

もっとも、Mシリーズらしい特徴である、レンジファインダー/距離計型ファインダーの機械は使ったことが無く、未知数でしたけど。

そんな気持ちになっていた、雨のある日…ヨドバシカメラ本店に行ったら、ポイントと割引で18%も値引きになるタイミングがありました…ライカジャパンになってから、アメリカと価格差がなくなっているので、こうした価格になると、世界で一番安いのでした…(^^)

で、買っちまったのでした…(^^;

レンジファインダーのいいところ、悪いところ

LEICA M8は、現在の一眼レフとは全く異なるファインダーを備えています。
レンジファインダー/距離計型ファインダーといい、光学式距離計の技術を使用したファインダーです。

LEICA M8のレンジファインダー部
M8の右側の窓と、右端の窓がレンジファインダーを構成しています。

レンジファインダーは、2つの光の入射口を持ち、この幅から来る位相差をファインダー上に映し出して、画像の二重像や分割画像を、あわせることで、撮影のピントを合わせます。

この時に、レンズのフォーカシングリングと、ファインダーの動作が連動しており、機械精度によりフォーカシングが決まります。率直なところ、機械精度に頼るというのは、なんか心配な気持ちがありました…実際に、レンズのマウントの仕方が悪いと、まるっきり合いませんでした…しかし、ちゃんと使うと、正確無比…一眼レフのファインダーよりも遥かに正確だったのでした…びっくりしました。EPSONが合い難いというのは、そうした精度の原因があったのかもしれませんね。

レンジファインダーは、本体に装備されている光学系ですので、カメラのレンズとは独立しています。
広角レンズや望遠レンズを装備しても、同じサイズのファインダーを使用します。特に、望遠になると、焦点の位置を確認する範囲が小さくなりすぎます。ですから、M7の場合は、ファインダーの大きさにより、機種が別れていました。大き目のファインダーでないと、135mmのレンズを使用することも困難です。

LEICA M8はM7の一番小さいファインダーの機種に相当するため、使用できるレンズは24mm〜90mmです。それよりも焦点距離の長い望遠レンズの場合は、1.25倍のマグニファアを使用しても、ちょっと難しい気がします。

また、レンジファインダーは、短距離にも弱く、75cm以遠でないとフォーカシングが合いません。
ですから、レンズの多くが、それを前提に作られており、一眼レフと大きく異なる、90mm〜24mmで使用することが望ましい、画角の限られたカメラとなります。

一眼レフのファインダーは、動作原理が全く違い、光学的にフィルムと同じ位置に置いた「ファインダースクリーン(曇りガラス)」に、カメラに装着された撮影用のレンズからの絵を写したものを見ます。ですから、若干ですが暗くなりますし、焦点があっているところ以外は、ちょっとボケて見えます。特に、レンジファインダーと異なる点として、ファインダースクリーン上の、目に近い場所の絵を見ることになるので、私のようなめがねをかけている人間には、ちょっと見難い点があります。特に、暗い場所になると、人の目は解像度が大きく低下するので、一眼レフの場合はレーザー距離計などを使用した方がいい結果を得られます。これは、レンジファインダーでも似た状況ですが、少し状態が良いようです。

詳しくはをLaser Distance Meter登場ご覧ください

レンジファインダーの精度に驚き、結構気に入ったのでした。

なるほど、こうした写真を撮るわけだ…

レンジファインダーは、原理的に使用できるレンズの範囲が狭いわけですが、それだけでは割り切れない何かを感じていました。それは、写真の「タイプ」が異なるということです。

正確なフォーカシングを前提としている、カチッとした写真の例が多くなる傾向があります。
この理由は、撮影していて、わかってきました。

SLR/一眼レフの場合は、レンズの特性の幅が広くなるため、かなり無理な状態での撮影も行ったりします。

撮影距離は、わずかに70cmくらい、F1.4開放ですので、焦点が合う幅であるDOF/被写界深度は2〜3mmに過ぎません。ですから、絵の大半はソフトな感じになります。

このタイプの絵は、レンジファインダーの撮影距離ではありませんので、LEICA M8で撮影する場合は、例えばですが、このレンズ(つまりRのレンズ)を使用して、目測かレーザー距離計で撮影することになります。結構難しい撮影で、そう簡単には撮れないかもしれません。率直なところ、R Syetemの方が撮り易いと思います。

レンジファイダーのシステムには、かなりロジカルなところがあり、被写界深度が撮り難い範囲は、使用しない前提になっている感じがします。その関係で、上の写真のような無理のある撮影は、しない傾向になりやすくなります。ですから、結構「写真らしい写真」を撮影する傾向となります。

以下のサンプルをご覧ください。

この写真のように、光源にフォーカスを合わせることは、オートフォーカスでは困難です。 マニュアルフォーカスがお得意な写真の一枚ですね。
とてもピンフォーカスしていることがお解かり戴けると思います。
この理由は、レンジファインダーが正確であるというだけではなく、そもそも無理な撮影、つまりDOF/被写界深度が浅くなりすぎる撮影をしないように設計されていることに原因があります。
言い換えると、こうしたカメラで撮影すると、撮影の常識が身につきますね…(^^;

この写真は、比較的ですけど、オートフォーカスで撮影しやすいですが、光源が背景にあるので合わせ難いのは同じですね
目視であるために、レンジファインダーは合わせやすい点があります

この写真はオートフォーカスでは、暗すぎる上に他に光源があるので、撮れません
レンジファインダーカメラであるため、無理が無い撮影なので、それほど絵が破綻していません

撮影データ LEICA M8 +
LEICA APO SUMMICRON-M F2.0 90mm ASPH
rawデータ撮影後CAPTURE ONE LEホワイトバランスを適時選択して現像

率直なところ、レンジファインダーは、ポートレート撮影専用くらいに考えた方が、無理が無いかもと思うようになりました。とは言え、私の写真のほとんどはそうなんで、全然うれしいのですけど…。

レンズの豊富さに感心しました

LEICA Mシリーズは、M3〜M8に至るまで、Mマウントで共通仕様ですし、Lマウントのように簡単にMマウントに変換できるものも用意されています。しかも、LEICAのパテントも終わっているため、Voigtlander/フォクトレンダー、Zeiss Ikon/ツァイスイコン、Rollei/ローライなどが同じマウントでレンズを生産しています。しかも、今では使用されていない昔の技術であえて設計して、現代の製造しているレンズが多くあります。

まあ、この辺の背景には、LEICAを含めて、日本で製造されているレンズも多いので、技術が地域的に集約されているため、製品が出やすいという背景もあるのだと思いますが、いずれにしても、選択肢の多さは、NikonやCanonの比ではなく、面白いのでした。

また、レンジファインダーは、カメラ本体は単なる箱であるため、SLR/一眼レフのようなミラーボックスを必要としないので、シンプルな光学系になるため、設計の幅が広くなるため、SLRでは存在しないような超広角ハイスピードレンズなどがあります。まあ、そのためにデジタルカメラにし難いわけですけど…。

LEICAのレンズがそれほど悪くは無いので、他のレンズも、それなりなものが作られており、なかなか面白いです。R Syetemよりもレンズが小型になりますから、価格も下がっていて、うれしいのでした。

偉くないLEICA

LEICA M Syetemは、LEICAとかカメラを良く知っている人からすると、「おお、Mですねー」となるのですが、普通の人からすると、「古い感じのカメラですねー」となります。

で、ちっちゃいですし、人に威圧感を与えないみたいです。

LEICAっていうブランドは、カメラに詳しくなくても皆さんご存知ですが、それであっても、「へー、なに?」という印象しか与えません。

これが、LEICA Rとなると、全く違います。

その大きさと重さに、びっくりして、威圧感を感じるみたいです。
つまり、LEICA R-SYSTEMは、偉いLEICAなんですね。

でも、偉くないLEICAの方が、表情が自然になるみたいです…(^^)
こうした点も、大切ですねー…(^^)v

ローレライ にて
撮影データ LEICA M8 + Voigtlander ULTRON F1.7 35mm Aspherical
rawデータ撮影後CAPTURE ONE LEホワイトバランスを適時選択して現像 2007/05/19撮影

撮影サンプル

私のカメラの腕は、お話にならないので、サンプル写真は恥ずかしいのですが、ご紹介いたします。

撮影データ LEICA M8 + LEICA APO SUMMICRON-M F2.0 90mm ASPH
rawデータ撮影後CAPTURE ONE LEホワイトバランスを適時選択して現像 撮影日 2007/05/08
撮影データ LEICA M8 + LEICA APO SUMMICRON-M F2.0 90mm ASPH
rawデータ撮影後CAPTURE ONE LEホワイトバランスを適時選択して現像 撮影日 2007/05/11
撮影データ LEICA M8 + LEICA APO SUMMICRON-M F2.0 90mm ASPH
rawデータ撮影後CAPTURE ONE LEホワイトバランスを適時選択して現像 撮影日 2007/05/12
撮影データ LEICA M8 + LEICA APO SUMMICRON-M F2.0 90mm ASPH
rawデータ撮影後CAPTURE ONE LEホワイトバランスを適時選択して現像 撮影日 2007/05/12
子供達にフォーカスをあわせたかったのですが、暗くて間違えました…(^^;
撮影データ LEICA M8 + LEICA APO SUMMICRON-M F2.0 90mm ASPH
rawデータ撮影後CAPTURE ONE LEホワイトバランスを適時選択して現像 撮影日 2007/05/14
撮影データ LEICA M8 + LEICA SUMMICRON-M F2.0 50mm (IV)
rawデータ撮影後 Phase One Capture One Version4ホワイトバランスを適時選択して現像 2008/08/14撮影
撮影データ LEICA M8 + LEICA SUMMICRON-M F2.0 50mm (IV)
rawデータ撮影後 Phase One Capture One Version4ホワイトバランスを適時選択して現像 2008/08/25撮影
撮影データ LEICA M8 + LEICA SUMMICRON-M F2.0 50mm (IV)
rawデータ撮影 HDRI 6マルチショット  Tone Compressor使用 2008/09/23撮影

以下は、LEICA M8を使用した撮影写真が収録されているページへのリンクです。使い始めのころは、カメラを試してばかりなので、ろくな写真がありません。ゴメンナサイ。

2008
2007


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