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「CALVADOS号」誕生秘話・・・(^^?

前回に自転車を購入した際は、どこで自転車を買っていいのかわからずに、お店を探し回るところから始りました。つまり、自転車が欲しいけど、どうしていいのかわかんないよーというものでした。そして、探し回った挙句に、昔住んでいた街の自転車屋さんの匠に出会い、以前に使用していた自転車を見つけたのでした。
今回は、全くストーリーが違います。
萩原さんというイタリア・ジレラや、スズキでバイクのデザインをしていた工業デザイナーとの出会いが始まりです。彼がデザインして制作したFRPモノコックボディのサーブラー991という自転車を見る機会を得ました。

サーブラー991

鮮烈な赤、ギリギリまでチューニングされたその自転車を見て、「こりゃ、凄いや」と思ったのでした。で、これが欲しいという展開が普通なのかもしれませんが、私の場合は、この人と出会った、ということに強く印象がありました。で、いろいろなデザインの彼の自転車を見ていて、一番気に入ったのが、当時あったサマンサと呼ばれていた、ママチャリ型の自転車だったのです。
「ね、このデザインが好き!ボクにも創ってよ!仕様は任せちゃう。」
「いいぜ、かるばどすちゃんらしいの創ってやるよ。でも、このデザインがいいのか?」
「991はさ、ちょっとらしすぎて趣味に合わない。」
「かるばどすちゃんみたいな仕事をしている人は、そうした意見が多いんだよな、経験的に思うだけど。じゃ、究極のママチャリがいいんだな」
「そ、近所への買い物にも使うからさ」
「・・・あのさ、買い物にも使うのか?」
「使う・・・日常使うのが自転車だもん、オレにとっては」
「ま、考え方だからな・・・」

この時は理解していなかったのですが、後日、御徒町の自転車屋さんに寄ったところ

「凄い自転車ですねー、これで買い物に来ちゃうんですか?」

その自転車屋さんのお客さんから言われてしまいました。
普通は買い物に使うものではないということでしょうね・・・(^^;

こんな経緯で引き受けてもらった自転車です。でも、萩原さんはすぐに創り始めることはありませんでした。私の性格を確認して創るといのが、彼がオーダーを受けたときのスタイルでした。このときはよく知らなかったのですが、オーダーはいつでも受けてくれるものではなかったようですね・・・知らないというのは物事を簡単に進める場合もあります・・・この時みたいに・・・
仕様を預けてしまうというのに驚かれる方がいらっしゃるかもしれませんが、相手が信頼できると思ったときに、すべてを預けるのは、結構賢いやり方です。なにしろ、こちらよりも詳しい人が、責任を持ってやってくれるというのは、自分で理解できるものよりも進んだものを得られるチャンスでもあるからです。

相手が性質悪いときは、最悪の結果を招きますけどね・・・(^^;


任された方は、もう大変

なにしろ、自転車が好きといっても、自転車雑誌一冊読んだことがありません。そんな人間の浅知恵よりも、デザイナーの判断のほうがずっといいわけです。しかし、任されたデザイナーはもう大変・・・彼はだんだん私の性格がわかってきて、とんでもないことを引き受けたと思ったそうです。実は、私は妥協する性格が無いんですね・・・趣味の世界に入ってくると・・・(^^;・・・萩原さんの意見では、どうも直感的にわかるタイプといわれてしまい、ちょっとした違いにいろいろと文句を言っちゃうんです・・・どうも。サンプルで試乗させてもらった自転車の乗り心地について、スピードが出ているときの振動の仕方が好みにならないとか・・・言いたい放題だったそうです・・・自分では意識していなかったのですが・・・(^^;
で、萩原さんはどのような自転車がいいのかを理解するために、いろいろと私を自転車に試乗させ反応を見ていました。で、極めつけはどのような考え方なのかを見るために、私の家にやってきて、私の趣味であるオーディオを聴いていました。

そのときの話題はこちらをご覧ください
彼は聴いたことが無かった浜崎あゆみの再生された音楽にショックを受けてしまいました。
以下はリンク先(オーディオの遍歴)からの転載です。


で、お決まりのアルバムをかけちゃいます。音が出て、映像を見て、彼の反応をちらっと見ました。

「!!!!」
「こうした音、はじめてでしょ」
「なんなんだ、この世界は・・・」
「凄いでしょ」

で他の浜崎あゆみのアルバムもぽんぽんとかけていきます。
これはもう、オーディオの世界への誘惑です。

「なんて言ったらいいのかわからない・・・凄いな。宇宙から聞こえてくるみたいだ、人生で初めて聴いた、こうした音・・・」
「こうした音の世界を楽しむのが、オーディオなの。でもね、体験しないとわからない世界でサ、普通みんな知らないから、マイナーで根暗で、どうしようもない趣味と思われてんだよね」
「そう思ってた・・・ばかばかしい趣味の奴だなと・・・」
「そうだろうね、実はオーディオを趣味にしているって、あんまり人には話したくないんだ。ホームページには入れてるけどね。でもね、音楽がこう聴けたら、楽しいでしょ」
「なんて言ったらいいのかな、どこまでも精緻だな・・・」


こうした経緯の結果からか、萩原さんは、彼の工房の人たちに「かるばどすちゃんは、いい加減なことすると見抜いちゃうし、その上なにを言い出すかわからんから、しっかり作れ!」と発破をかけてくれていたそうです・・・(^^;
私の希望は、簡単でした。究極のママチャリ、で、色は黄色・・・

「あのさ、色をつけるって得意があるんだよな。オレはね、青とか赤のタイプなの・・・黄色は苦手だからヤダ」
「折角創ってもらったらさ、居間に置きたいんだ。居間のカーテンはベルベットの黄色じゃない、見たでしょ。だから、黄色にチャレンジしてよ」
「う〜しようがないな、じゃわかったよ。よくなくても文句言うなよ・・・ダメだと思ったら、他の色に塗りなおしてやるからな」
「ありがと〜」

オーダー側としては、大成功・・・でも、制作に1ヶ月もかかるとは思いませんでした・・・(^^;
なんでもFRPモノコックのフレームの成型だけでも2週間かかったそうです。ひずみ無く成型するためには大変な工数がかかるんですね。で、ウッドラインを組み込んだフレーム仕上げと塗装、私のカルバドス好きに合わせて、フレームには沈み文字で「CALVADOS」(かるばどす)と入っています。これ、FRPの成型だけで加工されています・・・(^^;
萩原さんの工房で開発時に呼んだ名前は、この沈み文字に由来して「CALVADOS号」だそうです。
萩原さん曰く「こんな大変なフレームは、もう簡単に引き受けるわけにはいかんな・・・」

私のオーダーは、そんなに深い意味があったんでしょうね・・・私にはわからないけど・・・(^^;


続きは「CALVADOS号」ご紹介

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  Web www.calvadoshof.com