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子供の喧嘩…(^^;

2005/09/26

やっちゃうかねー…と誰でも思う話題の展開…(^^;

テレビを見ていて、o-zoneのプロモーションビデオが放送されたときに、思いました。

「お、電車男に続いて、アスキーアートも商品にしちゃったんだ…2chもビジネスモデルを確立しつつあるなー…でも、だれが作り出したからわからないキャラクターの著作権なんか、取っちゃっていいのかなー」

そう思った背景は、簡単です・・・
ここで使用されているキャラクターは、明らかに2chで使用されているアスキーキャラクターの通称モナーをベースにしていたからです。

avex AVCD-30778 \1000
オゾン 恋のマイアヒ
    ∧_∧
 ミ∩(゚´∀`。)   
  ヽ ゚    ヽ 
2chでよく登場するモナーの一パターン

この曲は、もともとネットワークで日本語の歌に聞こえると話題になったもので、ここでご紹介したジャケットはそうした背景からシングルカットされたものです。つまり、このシングルアルバムそのものもネットワーク出身です(この曲の含んだアルバムの発売は、もっと前にありました)。
ただ、この時の私は、キャラクターを商標権だけで処理しているとは、思っていませんでした。
実は、専門家の間では以前から知られている話題なのですが、ネットワークでよく利用されている、モナーのようなアスキーキャラクター類は、権利者不詳のキャラクターなので、法的には、先に商標登録してしまうと、自由に使えることになります。
商標登録は、商標の対象とする製品グループ毎に行うもので、先に登録されてれば類似商標は登録できないようにブロックされます。
一般的に、キャラクターは著作権もあるのですが、アスキーアートの場合は、それそのものが絵とは言いにくいという性格と、著作権者の不明さから、グレーでした。
過去に、そうした事に詳しい人と話していたら

「(商標)登録すれば通っちゃうんでしょうけど、トラブルがあると意味ないですよね、そのキャラクターは・・・それに、そうした対応も面倒くさいし。だから、だれもしないんですよ」

なんて話も聞いていました。
だから、本当にそんなことをする人が出るなんて、思っていなかったのでした・・・ただ、「電車男」の場合のように、著作者が特定しにくい場合は、サイト管理者が第二次著作物の著作権者として振舞うことも可能ともいえるので、私は、冒頭に書いたように、自動的に、2chがそうした行動をして、キャラクターの権利をこうしたのだと連想したのでした。
後日、そうしたことではなく、一般の会社が商標だけ処理したのだと知って、えらく驚いてしまいました。
そうした話題は、2chのトップページからあるリンクなんかを見てもらうと、わかります。
やっちゃうかねー…(^^;…という話題の展開です。
以前にも、タカラが似たような展開をして、抗議が多いために、商標申請を取り下げたことがあったような・・・(^^;

トラブルも宣伝のうちという感覚だなー

率直なところ、普通の神経であれば、アンタッチャブルでグレーな部分なので、こうした商標だけ取りに行くということはしないのですが、有限会社ゼン・・・(株式会社が資本金1000円で作れる今の時代にわざわざ有限会社ね・・・(^^?)というところがキャラクターの申請をして、その権利をエイベックスネットワークが買い取って商品化したのでした。
ちょっと考えると、え・・・とは思いますが、考えてみたら秋葉原では結構前からそうしたキャラクター製品を売っているし・・・アンダーグラウンドですけど・・・このキャラクターがトラブルで汚れても、キャラクターそのものは売れちゃうかもしれないし、o-zoneがキャラクターの影響を受けることもないし・・・話題になればなるほど、宣伝効果も狙えてしまうという見方も出来ます。
だから、この曲/シングルは、オリコンとか、ITUneでも、No.1になっちゃったりするし・・・
つまり、売る側からしたら、トラブルも宣伝のうちという感じですねー
avexに限らず、音楽関係の会社というのは、売れればなんでもいいや・・・という文化があるみたいですし・・・あんまりいい事とは思えませんけど、刹那な人気商売を続けていると、そうした感覚が生まれやすいのかもしれませんね。

でも、その背景は、感情的なものかも・・・

ただ、avexがこうした事業化の判断をした背景は、意外と感情的なものであるかもしれません。第三者としてみていると、こんな感じです。

つまり、商標を取得して事業化するか否かは、倫理的にそれを止める感覚があるか否かということにだけ、存在しています・・・と書くと、ちょっと驚かれる方があるかもしれませんね。
ここで、商標と著作権という概念の解説が必要でしょう。
商標とは、商標法により確立されている商標制度の下で、文字、図形、記号若しくは立体的形状により、商品やサービスに対する目印のことです。登録制となっており、商品の種類を指定して登録することで、同一の商品群の中で紛らわしい商標を他者が利用することを防ぐことを可能とします。このようなものを、産業財産権といい、登録したときに権利が発生します。
著作権とは、著作物(思想又は感情を創作的に表現したものであつて、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するものをいう/著作権法第二条)が生み出された瞬間に発生する権利です。登録しなくても権利が発生することに特徴があります。著作権の目的は、作品の独占的な使用を認めるものであり、権利者は他者に対して作品の利用の許諾を行うことが出来ます。著作権が登録制でないために、また、著作物とは何かの具体的定義が出来ていないため、いろいろなトラブルが発生しますが、法本来の趣旨は、弱い権利者であっても、その権利が保護できるようになっていることです。
これらの権利は、そのシステムの違いから、相互に独立しており、別なものであり、混同することは出来ません。
そうした背景からですから、いろいろと面白い話があります。
たとえば、三菱の有名なスリーダイヤモンドという商標ですが、結構長い間、戦前の三菱財閥とはまったく関係の無い三菱鉛筆が持っていました。よく似た原型は、家紋に端を発したスクリューを模した三菱商船の船舶旗なのですが、スリーダイヤモンドと三菱鉛筆という社名の登記が先立ったのでした。先に登録したほうが権利を持つからで、三菱グループはずっとその使用許諾を受けていたのでした。三菱グループと三菱鉛筆の関係はずっと良好でした。今は、権利が移動したのかどうか、よく知らないですけど・・・。

三菱財閥創始者
岩崎弥太郎
(1834-1885)
豪快な人物
スリーダイヤモンドの変遷
もともとは家紋からスタートしたのでした

このように、商標権は登録制であるため明確な権利として確立しているのですが、著作権は、かなりグレーになりやすい性格があります。今回の話題では、アスキーアート(というよりも漢字アートですねー)は、文字が使われて絵を連想させるという方法を取るため、「( ´∀`)」もモナーですし、先にご紹介した多くの文字を使用するものもモナーです。こうなると、連想ゲームのような抽象的なもので、著作権・・・???・・・という議論で述べると、ややこしい議論になっていきます。また、権利者も不明確・・・だれが権利を主張しても、権利を奪うようなものです。権利者は登場しにくいですよね。
まして、アスキーキャラクターではなく、ちゃんと書き上げたキャラクターであれば、商標登録の際なんかであれば、十分に通ってしまいます。それを著作権法の下にで訴えるに主体は実質的に存在しないのですから、先に述べたように、商標を取得して事業化するか否かは、倫理的にそれを止める感覚があるか否かということにだけ、存在していると、理解できてしまうわけです。
で、なんのことはない・・・avexは、やっちゃったんですね・・・気にしていないというか、話題になるだけ得と思っているのか・・・(^^;・・・意外と、本心は感情的なところもあって、普通ならやらないけど、2chならやってもいいかな・・・なんていうのがあるのかも知れません。すでに述べたように、いつも誹謗中傷する書き込みが多い2chですから、なにも差は無い・・・なんて感じがあったのかも・・・。

で、さらにトホホな展開に・・・(^^;

2chでは、往々にして話題が混乱して盛り上がるので、当初は「のまネコ」にcマークがあるため、もうモナーを使えなくなるとか話題が錯綜していたみたいです。
そんなこともあり、有限会社ゼンとかエイベックス・ホールディングスからは、アスキーアートの利用は影響を受けないという発表があったりしました。

■「のまネコ」に関するエイベックスネットワーク株式会社の発表について
先般エイベックスネットワーク株式会社が発表した「のまネコ」の商標出願(出願人:有限会社ゼン)について、説明申し上げましたが、言葉足らずのところがあり、みなさまに誤解を生じさせ、混乱を招いたことにつきまして、関係者の方々ならびに関連するみなさまにまずはお詫び申し上げます。
わたしたちはビジネスを行っておりますから、プロモーションの結果生じた市場の反応に対応してさらにその活躍の場を広げていきたいと常に考えております。しかし今回出願した商標につきましては、あくまでもグッズとして展開されるキャラクターの「のまネコ」のみであり、当然のことではありますが、わたしたちが、モナーの利用に対して権利を主張することは一切ありませんし、他のアスキーアート(例:しぃ、モララーなど)に対しても同様です。再度申し上げますが、あくまでも商品開発における「のまネコ」に限定した商標登録出願でしかありません。
今回モナーを始めとするアスキーアートキャラクターを愛し育ててきたみなさまに対する配慮が足りなかったことは、エイベックス・グループとして反省いたしております。
今後、わたくしたちは、いわゆるネットコミュニティのみなさまともより一層深いコミュニケーションをとらせていただきながら 、多くの人々に楽しんでいただけるクリエイ ティブなエンタテインメント・コンテンツを世の中に出して参りますので、よろしくお願いいたします。

エイベックス・グループ・ホールディングス株式会社 2005年9月23日

http://ecweb1.avexnet.or.jp/sa4web/050908noma.htmより引用

これが、また、トホホな展開の原動力となりました。
同業者であれば、これで終わりになるのでしょうけど、商標と著作権の区別もつかない人が多いのが2chです。それに加えて、法律に付随する商業慣行なんか、気にしないというか、知らない人が多いのに、こうした説明では、困ります。
そこをうまく突いてきたのが、2chの管理人…(^^;…として有名なひろゆき氏です。
2ch参加者代表という感じでavexに、「のまタコ」というキャラクターの独自展開をしていいかという公開質問状を出しました。これは浜崎あゆみのマークを流用したもので、2ch内では公然とそう説明されていますが、「伝統的な馬の鞍につける水袋の紋章にインスパイヤ」されたという説明になっていますね・・・(^^;
もっとも、うまいというのは、タイミングだけかも知れません。
ひろゆき氏の本心は、モナーの第二次著作物の著作権者の座かもしれませんが、あまり賢いやり方ではないですよね・・・なぜなら、マークはすでに商標として確立しているため、明確な保護を受けるものなので、法的にはかなりひろゆき氏に分が無いからです。まあ、あと、やり方が八つ当たりですし・・・。は、浜崎あゆみが書いたものをそのまま商標化したといいます。著作権者も商標権者も明らかなものを侵害するなんて、それこそ問題でしょ・・・。それとも、告訴されるのを期待してのことなのかも・・・どうかと思いますけど・・・。
自分たちの気持ちはこうだ・・・ということを伝えたいのでしょうが、悪意の塊に過ぎません。
もう、子供の喧嘩ですけど、だから性質が悪い展開になるのでしょう・・・。
だいたい、エイベックスも2chも、どちらもよくやりますこと・・・

被害者不在で、なんでこんなに執着するのか

この問題の本質は、商標権や著作権というものを表面的にしか理解しないでわかった気になっている人たちが多いこともにもありそうです。2chでは、誹謗中傷の手段として、著作権などを利用する場合も見受けられます。いわゆる、パクリという話題です。まじめに著作権や知的所有権を取り扱っている人たちからすると、主張の本性が見え見えであるため、相手にしにくいものが多いのですが・・・。
エイベックスの主張は、法的には当たり前のものであり、特別なものでもなければ、法的に捻ったものでもありません。
でも2chで話題になっている内容では、そうした認識ありません。日本の著作権法は、著作者に有利になるように配慮しているため、権利の発生や行使について誤解が生まれやすいのですが、同様な問題が発生しやすいものに、アメリカの特許権のような先発明主義があります。どちらも、先に作ったほうが権利を得るという方式です。そのため、先にこっちが作ったという資料を用意するというのが、議論が進んだ際に必要になります。でも、両法には根本的な違いがあります。
それは、特許/発明は客観的に判断できるものですが、著作権はそう簡単ではないということです。著作物は、人の主観に訴えかけるものであるため、独自の表現と、一般的な表現が混在しています。実は、大部分が一般的な表現であり、分解して理解することが出来ません。つまり、客観的に「ここから12文字が同じだから」と説明しても、なんら意味がありません。一般的な表現なんて、みんな同じであり、違うほうがおかしいのです。たとえば「月が泣いている」なんて、陳腐な表現は、著作権で主張しうるようなものではありません。言葉である以上、分解してしまうと、同じ部分がほとんどとなります。ですから、著作権の議論は複雑となります。
さらに、著作権は、権利者が守るべきものであり、他者が議論するのは、意味が無いという点があります。では、著作者はなにを守るのでしょうか…具体的には、その使用を管理することで、自身の利益を守ります。著作権とは、利益と深い関係があります。
モナーは、秋葉原なんかを見ていると、結構な種類の関連商品があったりします。
ですから、商標権や著作権になれた人から見ると、ノマねこに対する抗議はそうしたアンダーグラウンド商品メーカーの人間や商店がしているのか・・・なんて誤解しそうです。なぜならば、不利益を受ける人たちは、その人たちだけだからです。
でも、本当は、日本の著作権の概念を上っ面で理解して、神聖な「真理」と信じて、「真理」を汚す悪者「エイベックス」に対しての怒りなんですよね・・・
でも、著作権は国が変われば届出制もあるし、いろいろです。
まして、同一の著作としての判定は、簡単ではありません。
信じるのは自由ですが、法的な議論になると、いろいろな話題が絡まり、話は簡単ではありません。でも、信じることだけで嫌がらせのような抗議をすると、社会的にはどうかなーと思います。
真っ向から、元は社会的な資産であるから、独占的使用は認められない、この商標権はパブリックドメインにしろ・・・という方が、理屈が通っていてるかも知れませんね。
話題を変えると、わかりやすくなります。
自分たちで信じている相手の実態に対して、怒り抗議するのは、国家レベルでも当たり前にあるからです。日本の軍国主義に対する抗議の声を、いつも報道しています・・・日本人にはなんのことか理解できないのですけど・・・。でも、中国や韓国では、日本の軍国主義と日本人の醜さは、常識です。別に、政治的に誘導されているわけではないと、私は思っています。彼らは、本心から、そう信じているのです。彼らの日本の認識は、60年間進歩していません。信じるとは、そういうことで、宗教と大差はありません。日本は、軍国主義の巣窟であり、打倒すべき国家、中国や韓国の敵です。

もちろん、中国や韓国にもそうでない人もたくさんいますけど・・・あたりまえですけど

国家(中国、韓国)に対する帰属意識と、集団(2ch)に対する帰属意識は、心理的には同質です。
2chに帰属意識を感じる人たちにとって、エイベックスは悪の集団であり、打倒すべき権力者・・・なんでしょうね・・・(^^;
きっと、日常生活で接する、偉大な企業であり、権力者にすら見えるのでしょう。
私の感覚では、そうした感覚はなにも共感できませんけど・・・この前も、エイベックスの前を通ったら街宣車が繰り出して嫌がらせをされていて・・・まあ、普通の会社というよりは、業界が業界だから、いろいろとあるんだろうな・・・とも思います。

へたくそな街宣車だったので、なにを言っているのかわかりませんでした。写真を撮られてのに怒って「訴えるなら訴えろー、すべてを明らかにしてやるー」とばかり言っていたので・・・。大手企業に対する街宣車は要点をうまく伝えるので、なにを言っているのかすぐにわかるのですけど。街宣車にもレベルがあるのでしょう。
ちなみに、2chの話題なんかは、そうした社会的によく見かける嫌がらせに比べたら、なんにも感じないようなささいな話題かもしれません

なんのことはない、この問題は、中国や韓国で日本の軍国主義を憂い怒るのような展開になるのと、そう大差ないのでした・・・(^^;
つまり、日本の平和のなせる業なんですね。

今後の展開と感想

今後の展開は、本格的な法廷闘争から大人の解決までいろいろあるでしょうけど、どんな展開になっても、いくつくところはつまらなくて、エイベックスとかひろゆき氏の利益になるだけでしょう。でも、こうした問題でも心を痛める人が拡大するばかりなら、迷惑の一言で感想は済みますね。
くだらないマーケティング戦略は、ネットワークでの人の気持ちと利権に絡まり、迷惑になるばかり・・・という、実例のひとつなのかもしれません・・・。


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